SASB Index

「米国サステナビリティ会計基準審議会(SASB)」の提供する業界別スタンダード「Chemicals」に基づき、三菱ガス化学における関連実績を整理しました。SASB(Sustainability Accounting Standards Board)は、企業の情報開示の質向上に寄与し、中長期視点の投資家の意思決定に貢献することを目的に、将来的な財務インパクトが高いと想定されるESG要素の開示スタンダードを設定する非営利団体です。

環境保全

温室効果ガス排出

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
(1)総排出量(Scope1)
(2)排出制限規制の対象となる比率
RT-CH-110a.1
総排出量(Scope1)を管理するための長期短期の戦略あるいは計画や、排出削減量目標、これらの目標に対する実績の分析に係わる検討 RT-CH-110a.2

大気環境

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
(1)NOx(N2Oを除く)、(2)SOx (3)揮発性有機化合物(VOCs)、(4)有害大気汚染物質(HAPs)の排出量 RT-CH-120a.1

エネルギー使用

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
(1)エネルギー総使用量
(2)系統電力比率
(3)再生可能エネルギー比率
(4)自家発電エネルギー総量
RT-CH-130a.1

水資源

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
(1)排水総量、(2)総水使用量、ベースライン水ストレスが高いあるいは極端に高い地域におけるそれぞれの割合 RT-CH-140a.1
水質に関する許可、基準、規制に関連する違反の件数 RT-CH-140a.2 該当する事例はありません
水管理リスクの説明とそのリスクを軽減するための戦略と実行の検討 RT-CH-140a.3

資源循環

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
有害廃棄物の総量、リサイクル比率 RT-CH-150a.1

コミュニティ・エンゲージメント

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
コミュニティの利益に関連するリスク及び機会を管理するためのエンンゲージメントプロセスの検討 RT-CH-210a.1 三菱ガス化学の保安防災活動や環境保全活動について、地域の皆様に理解を深めて頂くため、日本化学工業協会主催の「地域対話」などに継続的に参加しています。
また、消防署との合同防災訓練を行うなど、地域ぐるみで保安防災に努めています。

労働安全衛生・化学物質管理

労働安全衛生

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
(a)直接従業員 (b)契約従業員の(1)総災害度数率(TRIR)、(2)死亡率 RT-CH-320a.1
従業員と契約労働者の長期的(慢性的)健康リスクの悪化の評価、モニタリング、削減への取り組みの説明 RT-CH-320a.2 当社は、「事業活動の最優先は安全の確保」の安全理念のもと、安全行動指針を定め 、無事故・無災害を目指した積極的な取り組みを行っています。
保安防災については、全社横断組織
"LINK"を設置し、活動を強化推進しております。

使用段階での効率化を図る製品設計

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
使用段階での資源効率を高める設計がされた製品からの収益 RT-CH-410a.1

プロダクトスチュワードシップ

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所

(1)GHS分類のカテゴリー1、2の有害物質を含む製品の収益の比率

(2)ハザード評価を受けた製品の割合

RT-CH-410b.1
(1)懸念される化学物質を管理し、(2)人間や環境に与える影響が少ない代替物質を開発する戦略の検討 RT-CH-410b.2 当社は、製品の開発段階でまず基礎調査と安全性評価を行います。製品が新規化学物質に該当する場合などは安全性試験の後、各法令での規制対象の該非や、GHSなどにおける危険有害性について分類し、安全データシート(SDS)などの安全性情報を作成します。これらをもとに製品の製造から廃棄に至る各段階においてリスク評価(物質そのものの危険有害性とばく露の程度による評価)を実施し、これを審査(上市審査)したうえで製品を提供しています。
また、製品による事故を防止するための教育を毎年実施し、製品に対する安全意識向上に取り組んでいます。

遺伝子組み換え生物

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所

遺伝子組み換え生物を含む製品の収益当たりの比率

RT-CH-410c.1 該当する事例はありません

環境法令・規制遵守

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所

産業界に影響を及ぼす環境及び社会的要因に対処する政府の規制及び/あるいは政策提言に関連する企業のポジションの検討

RT-CH-530a.1 当社グループは、事業の特性上、毒劇物、危険物、高圧ガス等の危険性を有する化学物質を取り扱い、製造、保管、流通、販売等の各段階で、国内外を問わず法令等により種々の規制を受けています。また、環境問題に対する世界的な意識の高まり等から、化学物質を対象とした各種規制はますます強まる傾向にあります。
このような法的規制を遵守できなかった場合の罰則、社会的制裁や是正コスト等はもとより、将来的に法令やその解釈、適用、運用等の変更や規制強化が行われた場合の事業への制約や対応コストの増加は、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

プロセス・輸送事故

会計指標 SASBコード 報告内容・報告個所
プロセス安全事故の全度数(PSIC)、プロセス安全合計事故率(PSTIR)、プロセス安全事故強度率(PSISR) RT-CH-540a.1
輸送事故件数 RT-CH-540a.2 該当する事例はありません