サステナビリティ・マネジメント

担当役員メッセージ

写真:担当役員 常務執行役員北川 元康
サステナビリティ経営の推進により
三菱ガス化学グループの持続的成長の
基盤強化を図ります

新中期経営計画「Grow UP 2026 ~「伸びる」「勝てる」「サステナブル」~」では、「目標1:事業ポートフォリオの強靭化」、「目標2:サステナビリティ経営の推進」を掲げ、「化学にもとづく特色と存在感のあるエクセレントカンパニー」へ更なる高みを目指すことを表明しました。
「社会的価値と経済的価値」が「両立」から「同期化」へ進む中で、事業ポートフォリオを「より環境耐性のある」、「より強靭なもの」にするために、「目標2:サステナビリティ経営の推進」を掲げ、三菱ガス化学グループの持続的成長に向けた基盤強化を図ります。
「サステナビリティ経営」を推進すべく、3つの施策を進めていく所存です。
一つ目は、「カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの加速」です。
カーボンニュートラル実現に向けた世界的要請は当社グループの技術基盤を活かせる追い風と捉え、社会の持続的発展に貢献するとともに、当社グループの持続的成長を推進してまいります。2050年のカーボンニュートラル達成に向けた、GHG排出量削減ロードマップに従い、当社グループ全体で一体感をもって取り組んでいきます。
二つ目は、「人的資本経営の充実」です。
不確実性の時代において、社会的価値と経済的価値を両立し持続的に成長できる事業を創出し続けるために、人的資本の価値向上と充実を図ってまいります。
当社は従前より、人材を価値創造の最も重要な資本とした経営を推進しております。多彩な人材が多様な経験を積むことで、「変化に対応し、長期的に成長できるKEY人材」をサステナブルに輩出する人材戦略を推進し、当社グループの強みである「人」の更なるレベルアップを図ります。
三つ目は、「マテリアリティマネジメントの推進」です。
事業を通じて持続可能な社会実現のための課題解決に貢献することで、様々なステークホルダーからの信頼と共感を獲得し、当社グループの企業価値向上を図るべく、マテリアリティマネジメントを推進してまいります。
各マテリアリティにKPIを設定し、PDCAを回すことで、非財務価値向上を戦略的に行っていきます。

今後も当社グループは、長期的な時間軸を常に意識しながら、「特色と存在感のあるエクセレントカンパニー」を目指してまいります。
ステークホルダーの皆様におかれましては、引き続きご支援ご指導のほど宜しくお願いいたします。

2024年5月
取締役 常務執行役員
コンプライアンス担当、経営企画管掌、内部監査担当、CSR・IR担当
北川 元康

サステナビリティ推進指針

三菱ガス化学は、サステナビリティ経営をグループ全体で推進するために、「サステナビリティ推進指針」を策定 しました。「MGC企業行動指針」に基づき良識を持って行動し、持続可能な社会の実現に貢献します。

サステナビリティ推進指針

三菱ガス化学グループは、ミッション「社会と分かち合える価値の創造」のもと、環境・社会・企業統治の各要素における企業責任を強く意識し、「MGC企業行動指針」に基づき事業展開することで、サステナブルな社会の発展と調和に貢献します。

サステナビリティ推進体制

三菱ガス化学は、社長を議長とした取締役会メンバーで構成される「サステナビリティ推進会議」、その諮問機関としてCSR・IR部長が招集し、本社管理部門長で構成される「サステナビリティ推進委員会」を設置し、全社のPDCAサイクルを回すことで、サステナビリティ経営の継続的なレベルアップを推進しています。

サステナビリティ推進会議は、最重要課題(マテリアリティ)の特定や今後のサステナビリティ推進活動など、サステナビリティ・マネジメントに関する基本的事項を審議・決定し、その実施状況などについて報告を受けます。「サステナビリティ推進会議」にて審議する重要な事項については、取締役会で決議します。
サステナビリティ推進委員会は、各部門におけるサステナビリティ推進業務の実施状況を確認し、定期的なレビューを通じて、実効性のあるサステナビリティ推進活動を促進します。あわせて、サステナビリティ推進に不可欠な専門的事案やサステナビリティ推進上の重要事案を検討する各種「サステナビリティ推進専門委員会」を必要に応じて設置します。

これらサステナビリティ推進会議・サステナビリティ推進委員会の事務局として「CSR・IR部サステナビリティ推進室」を設定しています。サステナビリティ推進室は、社内の非財務情報の統括、サステナビリティに係る方針・戦略の検討、PDCAサイクルの推進およびマテリアリティマネジメントを担当しています。従来にも増して事業を通じたサステナブルな社会の実現に組織的に貢献することで、様々なステークホルダーからの信頼と共感を獲得し、より高い企業価値の実現を目指しています。

サステナビリティ推進体制
図:サステナビリティ推進体を、PDCAサイクルで示す。