環境安全の活動計画
三菱ガス化学は、1992年にリオ・デ・ジャネイロで開催された地球環境サミットで世界各国が合意した「持続可能な開発」と「循環型社会の構築」の考え方に共感し、日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC※)の設立に参画。発足と同時に加盟し、総合安全管理規程を制定して、レスポンシブル・ケア(RC)を推進しています。
レスポンシブル・ケアとは、化学物質の開発から製造、流通、使用、最終消費を経て廃棄に至る全ライフサイクルにわたって、「環境、安全、健康」を確保し、事業活動を地球環境の保護に調和させる自主管理活動です。
※ JRCC:2011年4月から一般社団法人日本化学工業協会RC委員会として運営。
RC推進体制
三菱ガス化学は、環境・安全方針に沿ってRCを推進しています。社長を議長とする「環境安全会議」で承認されたRC中期計画、年度計画に基づくPDCAサイクルにより継続的に改善を図っています。
RC監査と環境安全監査
三菱ガス化学は、環境安全活動計画の進捗状況と取り組みを評価するため、事業所のRC監査と製造を行っているグループ会社の環境安全監査を行っています。
RC中期計画2026(2024~2026)
三菱ガス化学は、レスポンシブル・ケア推進のため、RC中期計画とRC年度計画を策定し、目標達成に向けた取り組みを行っています。
RC中期計画2026(MGCグループ※1) | |
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労働安全衛生 |
重大労働災害※2 0件 MGCグループ 休業災害、通院3回以上の不休災害 0件 MGC協力会社 度数率0.3以下 強度率0.003以下 国内MGCグループ協力会社 労働災害の定量目標化の検討 |
保安防災 |
重大事故※3 0件 ICCAスコア年間 0(MGCグループ・協力会社) |
環境保全 |
(1)2026年度GHG排出量 2013年度比 33%削減(MGCグループ) 2026年度 対基準年省エネルギー改善率 3.0%(MGCグループ) (2)廃棄物のゼロエミッション 廃棄物ゼロエミッション率※4 1.2%以下(国内MGCグループ) 廃棄物ゼロエミッション率※4 0.2%以下(MGC) (3)2026年度「廃プラスチック類」排出量 2023年度比10%削減(MGC) (4)水資源保全 水再利用率 95%以上(MGC) (5)生物多様性保全 生物多様性の「目に見える現場」の設置取組み推進(MGC) |
化学品・製品安全 |
(1)製品開発における安全評価の段階的な実施(継続) 新規製品の上市・市場開拓の審査 100%(製品数%) (2)各国の化学物質管理法規に基づく申請・登録の確実な実施(継続) 各国の化学物質管理における物質登録 100%(製品数%) (3)安全性情報(SDS)の確実な伝達 安全性情報(SDS)の作成と交付 100%(製品数%) (4)各国の化学物質管理法規及び規格等改正への対応 |
物流安全 |
(2)グループ会社物流部門との物流安全情報共有化 (3)届け先荷役作業状況の解析と改善 |
社会との対話 |
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RC全般 |
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- ※1 MGCと連結子会社
- ※2 休業災害であって、死亡災害、永久労働不能災害を伴うなど障害補償の対象となった又はその可能性のある障害、休業日数が4日以上であるもの
- ※3 地域に係る環境汚染や地域住民が被災するなど第三者に脅威を与える事故、重大労災を伴う事故
- ※4 廃棄物ゼロエミッション率:最終処分量/廃棄物発生量
RC活動の実績と計画
三菱ガス化学は、レスポンシブル・ケア推進のため、計画の実績を評価し、次の計画へとつなげるPDCAサイクルを回しています。
- 2022年版(PDF:258KB)
- 2021年版(PDF:164KB)
- 2020年版(PDF:265KB)
- 2019年版(PDF:303KB)
- 2018年版(PDF:313KB)
- 2017年版(PDF:306KB)
※ 2016年まではCSRレポートのバックナンバーに掲載しています。