トップメッセージ

代表取締役社長 藤井 政志

三菱ガス化学グループのサステナビリティ

三菱ガス化学グループは、ミッション「社会と分かち合える価値の創造」のもと、「経済的価値と社会的価値の両立」に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
2024年を初年度とする中期経営計画(Grow UP 2026)においては、「サステナビリティ経営の推進」を目標の一つに掲げ、「カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの加速」「人的資本経営の充実」「マテリアリティマネジメントの推進」を施策としています。ビジョン「化学にもとづく、特色と存在感あるエクセレントカンバニー」へ向けて更なる高みを目指します。

「カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの加速」は、当社グループ内における一目標にとどまらず、全世界共通の課題である気候変動問題に立ち向かい、世の中に貢献することを意味しています。
当社グループの「脱炭素のカギを握る固有技術と専門人材を有する」という他社にはない大きな強みを活かして、国内外での環境循環型メタノール構想の推進や、CO2を原料としたポリカーボネートの開発、CCSの社会実装化に向けた推進など、各種取り組んでいく所存です。
これらの取り組みを加速し、2050年カーボンニュートラル達成に向けて当社グループ一丸となって邁進してまいります。

当社グループがユニークで存在感のある差別化された製品を創出し続けるためには人材の更なるレベルアップが必要ですが、「人的資本経営の充実」はその根源になります。
当社グループは、「風通しの良い企業風土」、「起業家精神に基づいた進取の気性」、「人材を大切にする企業文化」のもと、すべての社員が個性を生かして多様に活躍し、認め合う企業風土を醸成するために、人的資本経営を進めます。

「マテリアリティマネジメントの推進」は、サステナビリティ経営の確実な実行の規律となります。マテリアリティに紐づくKPIを非財務指標として設定し、PDCAを回しながら企業価値の向上につなげていきます。
化学品・製品の品質と安全性の確保はステークホルダーの要求であり、安全性・信頼性の高い製品やサービスの提供は企業の責務として、化学品・製品の品質と安全性を確保していきます。
サプライチェーン全体における環境・労働環境・人権などのCSR 水準の向上は、企業の社会的責任として、CSR調達を推進してまいります。
企業がビジネスモデルを実現するための戦略を着実に実行し、持続的に企業価値を高める方向で規律付ける仕組みとして、ガバナンス、内部統制・リスク管理・コンプライアンスを強化していきます。
当社グループの事業活動は、安全理念「事業活動の最優先は安全の確保」を起点としており、無事故・無災害の達成に向けて取り組んでまいります。

当社グループでは、これらの取り組みを通じて、ステークホルダーの皆様のご信頼とご支持を頂けるよう、サステナビリティ経営を推進してまいります。

2024年5月
代表取締役社長 藤井 政志