社員とともに
三菱ガス化学は、最も重要な経営資産である社員一人ひとりが自身の能力を最大限に発揮できるよう、人権を尊重するとともに、ワークライフバランスの実現※や心身の健康管理、能力の向上を積極的に支援しています。
- ※ワークライフバランスの状況は、ダイバーシティの推進のページをご参照ください。
人権の尊重
三菱ガス化学は、「企業行動指針」と「MGCグループ行動規範」において、個人の人格・人権を尊重すること、人種・性別・国籍・年齢・宗教・出自などによる差別や人の尊厳を傷つける行為を行わないことを掲げています。また、セクシュアルハラスメントやパワーハラスメントについても行動規範で禁止を明言しています。これらの指針・規範は、ILO(国際労働機関)の中核的労働基準4分野※とともに、海外グループ会社へも周知しています。
日常的には、研修や社内広報などを通して啓発を図っており、相談窓口も設置しています。
- ※1.結社の自由および団体交渉権、2.強制労働の禁止、3.児童労働の実効的な廃止、4.雇用および職業における差別の排除
人材育成
三菱ガス化学にとって最も重要な資産は「人」です。人材育成理念のもと、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして個性を磨きながら知識と能力を高めていけるサポート体制の充実や、自己実現が可能で活力のある職場環境づくりに取り組んでいます。
人事制度は、目標管理をベースとしたコース別複線型職能資格等級制度で、標準年齢26歳までは学歴・性別などに関係なく同一のコースに所属し、その後は自身のキャリアを見据えて希望するコースを選択します。役割、成果、能力に応じた公正な処遇体系を通じて、個々の志望に沿った多彩なキャリアの実現を支援しています。
主な研修制度
階層別教育研修 |
職能別教育研修 |
自己啓発 |
OJT |
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管理職層 |
部長級
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中堅層 | ||||
若手層 |
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心身の健康管理
全ての役員・社員を対象に、毎年、定期健康診断を行っており、2019年度の受診率は99%以上となっています。再検査が必要な場合や所見がある場合には、産業医や保健師による保健指導を通じて社員の健康増進を図っています。
さまざまなメンタルヘルスケアにも注力しています。EAP(Employee Assistance Program)サービスの活用もその一つで、社員が社外の専門機関に悩みを気軽に相談できる環境を整えています。また、労働安全衛生法による「ストレスチェック」の効果的な実施のために、ストレス状態をセルフチェックする「ココロの健康診断」を毎年実施し、集団分析の結果を各組織長へ適宜フィードバックしているほか、セルフケア・ラインケアそれぞれの講習会も各事業所で開催するなど、意識向上に努めています。入社時や昇格時の研修でもメンタルヘルスに関する教育を実施しています。
海外駐在者・出張者の安全確保・医療サポート
セキュリティおよび医療アシスタンスに関する外部コンサルタントと提携し、駐在・滞在国の安全に関わる脅威分析に基づくアドバイスを受けることで、正確な情報を迅速に入手し、必要に応じて海外駐在者・出張者へ情報を提供するとともに、渡航可否の判断や渡航時の適切な安全対策の立案に活用しています。
また医療面では、現地での病院の紹介、医師との日本語での電話相談、現地特有の感染症などの予防アドバイス、緊急時の医療搬送の手配も含め、海外駐在者・出張者に対する包括的なサポート体制を整えています。
労働組合・労使関係
相互の立場を尊重し信頼し合う良好な労使関係のもと、さまざまな課題に取り組んでいます。
社員の「働き方、福利厚生、処遇」などのテーマをはじめ、経営上の課題や事業環境に対する認識の共有化を目的とした経営協議会、諸制度について労使合同で協議を行う人事制度検討委員会などを定期的に開催し、これまでにも人事制度や再雇用制度、退職金制度などを改定してきました。賃金や賞与などについては、例年の団体交渉などを通じて決定しています。
なお、2020年3月末現在において、組合員数は1,887名、社員勤続年数は18.5年(男性18.8年、女性15.8年)となっています。
組合員数(2020年3月末現在)

※ユニオンショップ制のため加入率100%
社員勤続年数(2020年3月現在)
男性 | 女性 | 合計 | |
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平均年齢 | 41歳 9カ月 |
39歳 1カ月 |
41歳 6カ月 |
勤続年数 | 18年 9カ月 |
15年 10カ月 |
18年 6カ月 |
※出向者を含む
新入社員の定着率(入社3年目)

※2020年度版より集計方法を厚労省基準へ変更
離職者数

※組合員・管理職の自己都合退職者数(休職期間満了、転進助成含、転籍除く)