トップメッセージ

代表取締役社長 藤井 政志

三菱ガス化学グループのサステナビリティ

企業は社会の一員として、取引先、地域社会、従業員など様々なステークホルダーの皆様に支えられて存在しています。三菱ガス化学グループは、「社会と分かち合える価値の創造」というミッションのもと、社会から高い信認を得続ける企業グループとして活動を行ってまいりました。さらにグループ一体となって持続可能な社会を実現すべく、2022年8月には「サステナビリティ推進指針」を策定しました。環境・社会・企業統治の各要素における企業責任を意識した事業を展開することで、サステナブルな社会の発展と調和に貢献します。

具体的な取り組みとして三菱ガス化学グループは、「2050年カーボンニュートラル達成」を長期目標として設定しています。目標達成に向け、省エネ活動の推進、再生可能エネルギーの導入、環境循環型メタノール構想、環境貢献製品の創出などの短・中・長期の時間軸での排出削減施策をグループ一体となって進めてまいります。
さらに環境安全活動においては、「事業活動の最優先は安全の確保」という安全理念のもと、三菱ガス化学グループは、社会への貢献並びに環境・安全の確保について自らの責任を認識し、持続可能な開発原則の下で事業活動を地球環境の保全に調和させるよう、いっそうの信頼向上に努めております。環境、安全を確保するための方針を定め、自主活動としてレスポンシブル・ケア(RC)活動にも引き続き取り組んでまいります。

こうした社会・環境への配慮は、原料調達から製造・販売に至るサプライチェーン全体においても重要視しており、「三菱ガス化学CSR調達ガイドライン」をお示しした上で、取引先様からご理解とご協力をいただきながら、サステナビリティを意識した調達を推進してまいります。

三菱ガス化学グループでは、企業の社会的責任として個人の人格・人権を尊重すること、人種・性別・国籍・年齢・宗教・出自などによる差別や人の尊厳を傷つける行為を行わないことを「MGC企業行動指針」と「MGCグループ行動規範」に掲げています。
三菱ガス化学グループにとって、人材は価値創造の最も重要な資本であり、一人ひとりが会社の成長エンジンとして周囲に影響を与え、周囲を巻き込みながら大きなパワーをつくる起点であると考えています。従業員一人ひとりが成長を実感でき、自律的に高いモチベーションで仕事に取り組めるWell-beingな経営を実践してまいります。互いに認め合い、刺激を受けることにより、いきいきと働き、多種多様なアイデア・発想が次々に生まれる活性化された風土づくりを目指し、ダイバーシティ&インクルージョンを推進してまいります。

三菱ガス化学グループでは、これらの取り組みを通じて、ステークホルダーの皆様のご信頼とご支持を頂けるよう、サステナビリティ経営を推進してまいります。

以上

2023年5月
代表取締役社長 藤井 政志