最重要課題(マテリアリティ)

三菱ガス化学グループは、化学に基づく幅広い価値の創造を通じて、中長期的にサステナブルな社会の発展と調和に貢献する姿勢をステークホルダーに明確に示すため、経営として取り組むべき最重要課題(マテリアリティ)を特定しました。

マテリアリティは、本社管理部門長で構成されるCSR委員会で素案の検討を行い、社長を議長とした取締役会メンバーで構成されるCSR会議にて審議の上、2020年3月に承認されました。「価値の創造」(CSV)、「価値創造の基盤」(S)、「価値創造と環境保全の調和」(E)、「価値創造の規律」(G)の4つの区分で構成しています。またSDGsに掲げる17の目標・169のターゲットとこれらマテリアリティを詳細に紐付けており、SDGsの達成、ならびにサステナブルな社会の実現への貢献を目指しています。

マテリアリティと主な取り組み

「社会と分かち合える価値の創造」の追求

事業を通じた貢献

  • ICT・モビリティ社会発展
  • エネルギー・気候変動問題解決
  • 医療・食糧問題解決

重要性の背景

製品・事業を通じて「社会と分かち合える価値の創造」を追求することが、経済・社会・環境の各面から企業価値の向上につながる

主な取り組み

ポリカーボネート、ポリアセタール、超純過酸化水素、エレクトロニクスケミカル、光学樹脂ポリマー、半導体パッケージ材料(BT材料)などによるICT・モビリティ社会の発展、地熱発電、LNG火力発電事業、機能性モノマーによるエネルギー・気候変動問題の解決、抗体医薬、発酵食品などのライフサイエンス製品、脱酸素剤、MXナイロンなどによる医療・食糧問題の解決など、事業を通じて社会の発展・問題解決へ貢献

働きがいのある企業風土の醸成

重要性の背景

社員一人ひとりが個々の事情に合わせて、安心して働きがいをもちながら長期的に活躍できる制度・風土が、企業価値の創造の基盤になる

主な取り組み

ワークライフバランスの推進、育児介護制度の充実、活力のある職場環境づくり

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

重要性の背景

多様な価値観のコラボレーションによる文化・風土の確立が、新機軸・技術革新を生み出す

主な取り組み

女性活躍の推進、キャリアアップ支援策の実施、仕事と家庭の両立支援制度の充実、障がい者雇用の推進

ステークホルダーエンゲージメント

重要性の背景

企業価値の創出は、ステークホルダーによるリソースの提供や貢献の成果である

主な取り組み

法令や証券取引所の定める規則に則った情報開示、ホームページや報道機関を通じた公平かつ透明性のある情報開示

CSR調達の推進

重要性の背景

サプライチェーン全体における環境・労働環境・人権などのCSR水準の向上は、企業の社会的責任である

主な取り組み

法令遵守、環境・安全に配慮したサプライチェーンの構築

労働安全衛生・保安防災

重要性の背景

安全は事業活動の基盤であり、安全確保は社会への責務である

主な取り組み

「無災害」の達成を目指した安全に関する教育訓練、労働安全衛生リスクアセスメントの実施、日常の安全活動の継続

省資源・省エネルギー・高効率による生産

重要性の背景

持続可能な開発という原則の下に、その事業活動を地球環境の保護に調和させるよう配慮することは企業の責務である

主な取り組み

環境影響の少ない資源調達、資源の効率的な使用(エネルギー、原材料、水など)

化学品・製品の品質・安全性の確保

重要性の背景

品質保証はステークホルダーの信頼に基づくものであり、安全性・信頼性の高い製品・サービスの提供は責務である

主な取り組み

サプライチェーンを俯瞰した全社的な品質保証活動(Q-MGC)の推進

新しい価値を生み出す研究開発の推進

重要性の背景

社会の発展・問題解決に資する価値ある新たな製品・技術を生み出すことが、「社会と分かち合える価値の創造」を追求する製品・事業となる

主な取り組み

長年培ってきたコア技術を最大限に活用した新プロセスの創出・導入、新規事業の創出・育成

環境問題への積極的・能動的対応

  • 大気保全
  • 水保全
  • 生物多様性保全
  • 廃棄物削減

重要性の背景

環境問題への取り組みは人類共通の課題であり、企業の存在と活動に必須の要件として、主体的に行動しなければならない

主な取り組み

  • RC中期計画とRC年度計画を策定し、目標達成に向けた取り組み
  • TCFD対応を含むGHG排出量削減対策

※RC:レスポンシブル・ケア

体制の強化

  • コーポレートガバナンス
  • コンプライアンス
  • 内部統制
  • リスクマネジメント

重要性の背景

企業がビジネスモデルを実現するための戦略を着実に実行し、持続的に企業価値を高める方向で規律付ける仕組み

主な取り組み

適切なコーポレートガバナンスを前提として、実効性のある内部統制システムを構築し、コンプライアンスの実践やリスク管理などにより企業活動の健全性を確保

マテリアリティの特定プロセス

ステップ 1特定

GRI、ISO26000、SDGs、SASBなどの要請事項、他社動向などを参考に、600を超える社会課題や社会変化に関するキーワードを抽出。

ステップ 2キーワードの集約

社会課題や社会変化に関するキーワードをテーマ別に分類し、39項目のマテリアリティ要素に集約。

ステップ 3優先順位付け

「ステークホルダーにとっての重要度」と「三菱ガス化学グループにとっての重要度」の2つの観点から、マテリアリティ要素の重要度について、自社で評価。本社管理部門長を委員とするCSR委員会にて、優先順位を付けたマテリアリティの検討を行い、CSR会議へ上程。

マテリアリティ・マトリックス

ステップ 4経営層の審議・承認

「CSR会議にて、CSR委員会が上程したマテリアリティの審議を行い、マテリアリティを承認。

ステップ 5特定したマテリアリティの見直し

マテリアリティは、社会からの要請の変化、ステークホルダーからの意見やニーズによって変化するものであることから、今後、社会や三菱ガス化学グループの事業活動が変化した場合は必要に応じて見直しを実施。