CSRマネジメント

担当役員メッセージ

大局的・長期的な視点に立った
CSR経営を実践し、
ステークホルダーの皆様にも
しっかり発信していきます。

三菱ガス化学グループは基礎化学品やファインケミカル、機能性材料など、幅広い領域で事業を展開している企業です。従来はレスポンシブル・ケアを軸に、製品のライフサイクル全般において健康・安全・環境に配慮することで、社会的な責任を果たしてきたと自負しています。一方、近年はESGやSDGsに象徴されるように、企業経営に社会課題の解決や長期的なスパンでの価値創造が求められています。設立50周年を間近に控える当社も、より大局的な視点に立って、地球環境問題や社会的な課題を捉える必要があると認識しています。

そこでまず、私たちにとってのCSR経営を定義しました。その定義とは、当社の掲げる「社会と分かち合える価値の創造」というグループビジョンのもと、環境・社会・企業統治の各要素に求められる責任を強く意識し、事業利益を追求しながら、当社の活動と社会のベクトルを合致させることです。続いて2019年秋から、CSR経営を持続的に推進できる仕組みづくりに着手しています。具体的には、取締役会メンバーで構成される「CSR会議」と、その諮問機関として本社各部門の部長からなる「CSR委員会」を設け、ここで議論・決定した経営の最重要課題(マテリアリティ)を翌2020年4月に発表しました。並行して経営企画部門内に経営企画部と並ぶ組織として、CSR推進とIRの業務を担う「CSR・IR部」を設置しました。CSRを強く意識した経営計画を立案・実行し、広報面のみならずIR面でもCSRに関する情報をしっかり発信していくために、このような組織改定を行っています。とりわけ情報発信の強化にあたっては、ステークホルダーの皆さまからの評価を通じて私たち自身を相対化し、事業活動の継続的な改善を図るねらいがあります。そして次期中期経営計画では、CSRを中心に据えた経営による企業価値の向上を、計画の基軸にしたいと考えています。

ここまで述べましたように、当社グループはCSR経営に舵を切ることによって、時代とともに変化する社会課題をいち早く捉え、真に価値ある製品や技術の創出を実践していきます。たとえば、2020年よりカーボンリサイクルメタノール合成に向けた調査事業に参画しています。これは当社の技術と経験を活かした価値創造の典型的な事例と言えます。また、再生可能エネルギーの分野では、1980年代より三菱マテリアルと共同で地熱発電事業を推進しています。廃プラスチック問題については、当社の特殊ポリカーボネート樹脂の廃棄物をゼロにすることを目指したリサイクルプロジェクトをスタートさせました。他社と協業したプラスチックリサイクル事業への参画も進めています。

SDGsの個別目標を達成するためにも、化学メーカーは非常に重要な役割を担っています。そして私たちの創出するイノベーションは、さまざまな社会課題を解決する力になれると確信しています。今後も当社独自の強みや技術を活かし、「社会と分かち合える価値創造」の具現化を加速していきます。

取締役 常務執行役員
コンプライアンス担当、経営企画部門担当
長岡 成之

2020年 10月

CSR基本方針

三菱ガス化学は、CSR経営をグループ全体で推進するために、「CSR基本方針」を2020年2月に策定しました。同時に改定した「MGC企業行動指針」に基づき良識を持って行動し、持続可能な社会の実現に貢献します。

CSR基本方針

三菱ガス化学グループは、「社会と分かち合える価値の創造」のグループビジョンのもと、環境・社会・企業統治の各要素における企業責任を強く意識し、「MGC企業行動指針」に基づき事業展開することで、サステナブルな社会の発展と調和に貢献します。

CSR推進体制

三菱ガス化学は、社長を議長とした取締役会メンバーで構成される「CSR会議」、その諮問機関としてCSR・IR部長が招集し、本社管理部門長で構成される「CSR委員会」を設置し、全社のPDCAサイクルを回すことで、CSR経営の継続的なレベルアップを推進しています。

CSR会議は、最重要課題(マテリアリティ)の特定や今後のCSR活動など、CSRマネジメントに関する基本的事項を審議・決定し、その実施状況などについて報告を受けます。CSR委員会は、各部門におけるCSR業務の実施状況を確認し、定期的なレビューを通じて、実効性のあるCSR活動を促進します。あわせて、CSRに不可欠な専門的事案やCSR上の重要事案を検討する各種「CSR専門委員会」を必要に応じて設置します。

これらCSR会議・CSR委員会の事務局として「CSR・IR部CSR推進室」を設定しています。CSR推進室は、社内の非財務情報の統括、CSRに係る方針・戦略の検討、PDCAサイクルの推進およびマテリアリティマネジメントを担当しています。従来にも増して事業を通じたサステナブルな社会の実現に組織的に貢献することで、様々なステークホルダーからの信頼と共感を獲得し、より高い企業価値の実現を目指しています。

CSR推進体制