気候変動への取り組み

三菱ガス化学は、気候変動に伴うリスクを事業上の重要な課題と認識し、温室効果ガス(GHG : Greenhouse Gas)の排出削減に向けた取り組みと気候変動による事業への悪影響を低減する取り組みを推進しています。
一方で、気候変動に伴う新たな社会のニーズは事業の機会でもあります。製品・技術を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを三菱ガス化学の重要な課題と認識しています。

GHG排出削減目標(三菱ガス化学単体)

三菱ガス化学の温室効果ガス排出量の97%を占める工場製造部門に以下の目標を設定し、GHG排出削減に取り組んでいます。

  • エネルギー原単位※1:2020年度までに1990年度比89%以下
  • GHG排出原単位※2:2020年度までに1990年度比66%以下(2016年度比では90%以下)
  • GHG排出量:2020年度までに1990年度比32万t-CO2削減(2016年度比では10万t-CO2削減)
  • ※1 エネルギー原単位:生産量当たりのエネルギー使用量
  • ※2 GHG排出原単位:生産量当たりの温室効果ガス排出量

GHG排出実績

2019年度GHG排出実績 (Scope1+2)

  エネルギー使用量
(千kL-原油換算)
GHG排出量
(千トン-CO2換算)
三菱ガス化学単体 製造部門 470 1,000
業務部門 6 11
連結子会社 222 521
非連結子会社 309 692
三菱ガス化学グループ 1,006 2,224

Scope1+2排出量(三菱ガス化学グループ)

Scope1+2排出量(三菱ガス化学グループ)
  • ※国内グループは2015年度以降のGHG排出量のみを計上しています。
  • ※海外グループは2017年度以降のGHG排出量のみを計上しています。

Scope3排出量 (三菱ガス化学単体)

カテゴリ 排出量 (千トン-CO2換算)
Cat.1 購入した製品・サービス 5,010
Cat.2 資本財 45
Cat.3 Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動 101
Cat.4 輸送、配送(上流) 625
Cat.5 事業から出る廃棄物 5
Cat.6 出張 4
Cat.7 雇用者の通勤 1
Cat.8 リース資産(上流) 8
Cat.9 輸送、配送(下流) 158
Cat.10 販売した製品の加工
Cat.11 販売した製品の使用
Cat.12 販売した製品の廃棄 2,026
Cat.13 リース資産(下流) 34
Cat.14 フランチャイズ 0
Cat.15 投資 586
合計 8,604

GHG排出削減の取り組み(三菱ガス化学単体)

三菱ガス化学は、省エネとGHG排出削減に取り組んでいます。2019年度は、反応プロセスの改良、保温の強化、運転制御方法の変更、燃焼条件の変更等の取り組みによりエネルギー使用量とGHG排出量を削減しました。これらの取り組みの効果は原油換算で3,000kL。GHG排出削減効果はCO2換算で6,000トンに相当します。今後は、高効率機器の導入、副生物の回収利用強化、加熱条件の見直し、運転制御方法の変更等の取り組みを計画しています。

三菱ガス化学製造部門のエネルギー使用量およびエネルギー原単位指数

三菱ガス化学製造部門のエネルギー使用量およびエネルギー原単位指数

三菱ガス化学製造部門のGHG排出量およびGHG排出原単位指数

三菱ガス化学製造部門のGHG排出量およびGHG排出原単位指数

GHG排出量の第三者検証(三菱ガス化学単体)

三菱ガス化学が公表するGHG排出量について、2016年度実績から信頼性と透明性の向上のために第三者機関による検証を受審しています。

2019年度には、三菱ガス化学(株)のGHG排出量(Scope1+2)に対し第三者検証を受け、検証声明(Verification Statement)を取得しました。

[算定および検証の範囲]

三菱ガス化学株式会社 CO2排出量 Scope1+2

[対象期間]

2018年4月1日~2019年3月31日

[算定および検証の基準]

ISO14064:2006

[検証声明]

運輸部門における取り組み(三菱ガス化学単体)

運輸部門では、輸送方法を環境負荷が小さいものに変更するモーダルシフトを中心に取り組むことで、エネルギー使用量とGHG排出量を削減しています。
2019年度は使用するエネルギーを前年度比で4%削減しました。

三菱ガス化学運輸部門のCO2排出量

三菱ガス化学運輸部門のCO2排出量

山葵沢わさびざわ地熱発電所の営業運転開始

電源開発、三菱マテリアルとの共同出資により建設を進めていた山葵沢(わさびざわ)地熱発電所(秋田県湯沢市)が2019年5月に営業運転を開始しました。国内では23年ぶりの大規模地熱発電所となります。地熱発電は地下の蒸気を利用して発電することで、発電時にCO2をほとんど発生しない再生可能エネルギーです。
また、2019年9月には、同じく電源開発、三菱マテリアルとの共同出資により安比地熱発電所(岩手県八幡平市)の建設を開始しました。
これらの地熱発電事業を通じ、再生可能エネルギーの活用拡大に貢献していきます。

山葵沢地熱発電所

GHG排出量の削減に貢献する製品をはじめとして、社会の環境負荷低減に役立っている三菱ガス化学グループの製品を「MGCグループ環境貢献製品」のページで紹介しています。
こちらのページもご覧ください。