ナイロンMXD6/ポリプロピレン多層容器[MXナイロン]

ポリオレフィンとナイロンMXD6から構成される多層シート、容器類はレトルト処理後も良好なガスバリヤー性を保持し、また速やかにガスバリヤー性を回復します。
表10にレトルト処理による多層容器の酸素透過率の変化、図9にレトルト処理後の多層容器の累積酸素透過量を示します。

表10 レトルト処理によるナイロンMXD6/PP多層容器の酸素透過率の変化
多層容器構成 厚さ(μm) 酸素透過率(cc/Package ・ day ・ 0.21atm)
処理前 レトルト処理後の経過時間(day)
1 7 14 30
PP/Tie/ナイロンMXD6/Tie/PP 140/10/40/10/180 0.047 0.38 0.028 0.020 0.019
PP/Tie/EVOH/Tie/PP
(エチレン32mol%)
140/10/40/10/180 0.012 0.68 0.49 0.25 0.11

図9 レトルト処理後のナイロンMXD6/PP多層容器の累積酸素透過量

グラフ:レトルト処理後のナイロンMXD6/PP多層容器の累積酸素透過量。製品ごとにレトルト後経過日数と累積酸素透過量の関係を示している。


EVOH:エチレン 32mol%
レトルト条件:121℃、30min
容器仕様:表面積310cm2、体積350cm3
PP/Tie/Barrier/Tie/PP:(内)
140/10/40/10/180μm(外)、厚さは平均値
測定条件:23℃、100%RH(内側)、50%RH(外側)

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