7. 使用上の注意[エージレス®]

警告

エージレス®の菌抑制効果

脱酸素剤エージレス®は、カビをはじめとする好気性微生物には抑制効果がありますが、偏性嫌気性菌、微好気性菌、通性嫌気性菌、酵母に対する生育抑制効果はありません。
これらの菌の増殖が予想される食品へのエージレス®の使用については、実際の包装・流通条件での試験を十分に行い、冷蔵など他の手段との併用も含め、貴社にてご判断下さるようお願いします。

包装条件によっては、生育を完全に阻止できないカビがまれにあります

注意

ご使用にあたって

事前に取扱説明書をお読み下さい。また、エージレス®の耐水性、耐油性、耐アルコール性、耐酸性には限界がございますので、ご使用の前には必ず実際の商品形態での試験を行い、効果を確認して下さい。

鉄系エージレス®使用時の錆発生

酸性商品や商品にアルコールやPH調整剤等をご使用の際、エージレス®より錆が発生する場合がありますので、ご使用前には必ず実際の商品形態での試験を行い、確認して下さい。
尚、過剰空気下(容量不足、低バリア性包材使用時、ピンホール、シール不良等)に置かれた際も同様に錆が発生する場合があります。

エージレス®の発熱反応

エージレス®を使用した食品などの包装を開けた際に、エージレス®の酸化反応のため発熱をすることがあります。
ただし発熱量は小さいので、一般的には火傷に至るようなことはありません。
また、発火に至る等の心配はありません。
発熱温度や時間はエージレス®の品種や実装状態により異なります。

電子レンジの使用

エージレス®の入っている商品を電子レンジで加熱する場合、エージレス®を取り除く必要があります。
エージレス®が入ったまま、商品を電子レンジで加熱すると、スパークして包材を焦がし、場合によっては発火することがあります。
商品がエージレス®と一緒に電子レンジにかけられる恐れがある場合は、注意表示をするなど必要な対策をとって下さい。
電子レンジ対応のエージレス®もございますのでご相談下さい。

エージレス®使用時の変退色

生肉や赤身の魚、イカ製品、中華麺などの包装にエージレス®を使用した場合、一部製品は褐変することがあります。
ご使用前に実装試験を行って下さい。
また、褐変については弊社担当者にご相談下さい。

製品に関するお問い合わせ

機能化学品事業部門 脱酸素剤事業部  
TEL:03-3283-4867 / FAX:03-3287-1785