酸素検知剤「エージレスアイ®」

包装容器内が脱酸素状態か否かを色調で知らせるのがエージレスアイ®です。

図:酸素量によるエージレスアイ®の色調変化

酸素濃度及び変色に要する時間は目安であり、保証値ではありません。変色時間は低温下では遅くなります。

製品一覧

錠剤型
タイプ 形態 製品寸法
(長さ×幅mm)
個数
(製品数×外装袋)
使用条件
アイ-LS
バラ(糸入り)
写真:アイ-LSバラ(糸入り)タイプ 41×33 6,000(500×12) 5~35℃、Aw0.10~0.99

 LSのロール品(LSR) 個数:3,000個×2ロール=6,000個/ケース

ペーパー
タイプ 形態 製品寸法
(長さ×幅mm)
個数
(製品数×外装袋)
使用条件
Pアイ-SYR
ロール
写真:Pアイ-SYRロールタイプ 幅6mm 1,500m(250m×6巻) 15~35℃、
Aw0.70~0.90
Pアイ-SLR
ロール(耐油性有)
写真:Pアイ-SLRロール(耐油性有)タイプ 幅6mm 1,500m(250m×6巻)
Pアイ-UYR
裏タック付ロール
写真:Pアイ-UYR裏タック付ロールタイプ 16×10 60,000(20,000m×3巻)

Pアイは粘着テープ等を介してエージレス®に貼り合わせながら使用するタイプです。専用の『エージレス®/エージレス®ペーパーアイ自動貼り合わせ装置』が必要です。

使用方法

  • 外装袋から必要数を取り出します。
  • 1個ずつエージレス®とともに封入します。
  • エージレスアイ®の作業時間は12時間以内です。なお、直射日光や特別に強い光を避けた作業環境(明るさ500ルクス以下)で扱って下さい。
  • 空気中に長時間放置されたり、光に長時間さらされたり、また高温(常温以上)に保管されたりすると、エージレスアイ®の性能が低下します。
  • 変色能力が徐々に低下しますので、再使用はできません。
  • 開封後の保管は自力反応型エージレス®のZ系またはS系(サイズ100以上)を同封してシールし、脱酸素状態で遮光し、必ず冷蔵庫に入れ15℃以下で保管して下さい。

保管方法及び保証期間

エージレスアイ®(錠剤型、ペーパーアイ共に)は到着後直ちに外装袋のままで冷蔵庫に入れ、15℃以下で遮光して下さい。

エージレスアイ®のタイプ 保証期間
錠剤型 出荷後6ヶ月/15℃
ペーパー 出荷後2ヶ月/15℃

使用上の注意

  • 必ず実装試験を行った上でご使用下さい。
  • アイを封入した商品が高温(約40℃以上)で保管された場合、正常な色変化をしないことがあります。

錠剤型エージレスアイ®

使用前の確認

外装袋は脱酸素包装されていますので、開封する前に中のエージレスアイ®がピンクを示していることを確認の上、使用して下さい。

注意事項

  • 錠剤をフィルムから取り出して使わないで下さい。
  • フィルム窓にカッターなどで切れ目を入れないで下さい。
  • Lを乾燥系(Aw0.30以下)の商品に封入すると、脱酸素状態になってもピンクにならない場合や、高湿系(Aw0.92以上)の商品に封入すると、アイの錠剤が濡れたようになり、正常な色調を維持できないことがあります。
    この場合はLSタイプを試して下さい。ただし、LSでも限界がございますので、実装品による試験で確認して下さい。

使用上の注意

ペーパーアイ

使用前の確認

外装袋に同封の品質保証用の「錠剤型エージレスアイ®」がピンクを示していることを確認の上、使用して下さい。ペーパーアイは外装袋内の水分の関係で、開封前にブルーの場合がありますが、問題ありません。

注意事項

  • 規定の水分活性(Aw0.7~0.9)範囲内で使用して下さい。
  • 炭酸ガス存在下では色調に異常が生じます。従って、食品の発酵や腐敗により発生する炭酸ガスのため、色調異常となることがあります。また、炭酸ガス発生型のエージレス®との併用はできません。
  • ペーパーアイを高湿食品に使用する場合でも、ペーパーアイ周辺に食品から蒸散する水分が届きにくい包装形態でペーパーアイを装填すると、アイの変色に時問がかかったり、変色しなかったりすることがあります(水分依存型エージレス®の包装形態と同様の問題です) 。
  • 光(太陽下、蛍光灯下)に常時さらされた場合は酸素がある状態でも、ブルーがピンクに変化する傾向があり、さらに長期の場合には脱色することがあります。光に常時さらされないようご注意下さい。

製品に関するお問い合わせ

機能化学品事業部門 脱酸素剤事業部  
TEL:03-3283-4867 / FAX:03-3287-1785