酸素検知剤「エージレスアイ®」

包装容器内が脱酸素状態か否かを色調で知らせるのがエージレスアイ®です。

図:酸素量によるエージレスアイ®の色調変化

酸素濃度及び変色に要する時間は目安であり、保証値ではありません。変色時間は低温下では遅くなります。

保管方法及び保証期間

エージレスアイ®(錠剤型、ペーパーアイ共に)は到着後直ちに外装袋のままで冷蔵庫に入れ、15℃以下で遮光して下さい。

エージレスアイ®のタイプ 保証期間
錠剤型 出荷後6ヶ月/15℃
ペーパー 出荷後2ヶ月/15℃

使用上の注意

  • 必ず実装試験を行った上でご使用下さい。
  • アイを封入した商品が高温(約40℃以上)で保管された場合、正常な色変化をしないことがあります。

錠剤型エージレスアイ®

使用前の確認

外装袋は脱酸素包装されていますので、開封する前に中のエージレスアイ®がピンクを示していることを確認の上、使用して下さい。

注意事項

  • 錠剤をフィルムから取り出して使わないで下さい。
  • フィルム窓にカッターなどで切れ目を入れないで下さい。
  • Lを乾燥系(Aw0.30以下)の商品に封入すると、脱酸素状態になってもピンクにならない場合や、高湿系(Aw0.92以上)の商品に封入すると、アイの錠剤が濡れたようになり、正常な色調を維持できないことがあります。
    この場合はLSタイプを試して下さい。ただし、LSでも限界がございますので、実装品による試験で確認して下さい。

ペーパーアイ

使用前の確認

外装袋に同封の品質保証用の「錠剤型エージレスアイ®」がピンクを示していることを確認の上、使用して下さい。ペーパーアイは外装袋内の水分の関係で、開封前にブルーの場合がありますが、問題ありません。

注意事項

  • 規定の水分活性(Aw0.7~0.9)範囲内で使用して下さい。
  • 炭酸ガス存在下では色調に異常が生じます。従って、食品の発酵や腐敗により発生する炭酸ガスのため、色調異常となることがあります。また、炭酸ガス発生型のエージレス®との併用はできません。
  • ペーパーアイを高湿食品に使用する場合でも、ペーパーアイ周辺に食品から蒸散する水分が届きにくい包装形態でペーパーアイを装填すると、アイの変色に時問がかかったり、変色しなかったりすることがあります(水分依存型エージレス®の包装形態と同様の問題です) 。
  • 光(太陽下、蛍光灯下)に常時さらされた場合は酸素がある状態でも、ブルーがピンクに変化する傾向があり、さらに長期の場合には脱色することがあります。光に常時さらされないようご注意下さい。

製品に関するお問い合わせ

機能化学品事業部門 脱酸素剤事業部  
TEL:03-3283-4867 / FAX:03-3287-1785