熱硬化性樹脂/トウプリプレグ、RTM成形用樹脂(製品名:MAXIVE-R、MAXIVE-P)
高圧容器CFRP層向けのガスバリア性熱硬化性マトリクス樹脂です。
水素に対するガスバリア性が高く、RTM成形、トウプリプレグにそれぞれ適した粘度やシェルフライフ(貯蔵寿命)を有する樹脂を開発しました。
特長
- 炭素繊維への含浸性、成形性が良く、良好な機械物性を発現します。
- 汎用エポキシに対して約3~5倍のガスバリア性を有し、容器から漏れ出るガス量の低減やバリア層の薄肉化、ライナーレス化が期待できます。
- 水素以外にも酸素、窒素、アルゴン等の各種ガスに対応します。
- ガスタンクを始めとする様々な高圧容器のFRP層へ適用することが可能です。
標準仕様
種類 | MAXIVE-R (RTM成形用) |
MAXIVE-P (プリプレグ用) |
|
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水素透過係数 | cc・mm/ m2・day・atm |
25 | 40 |
ガラス転移温度(Tg) | ℃ | 95 | 120 |
硬化温度 | ℃ | 120 | 160 |
主な用途
ドローンや燃料電池車(乗用車、大型車)に搭載する水素容器等
リーフレット
製品に関するお問い合わせ
基礎化学品事業部門 企画開発部
製品開発グループ
TEL:03-3283-4763 / FAX:03-3214-0938