研究以外のことも学び社会に貢献する製品を生む
研究開発
I.K.
新潟研究所 2グループ
生命理工学院 生命理工学系業務内容
入社後、約半年間の営業実習を経て新潟研究所に配属。実習でも扱ったシアネートのチームで、新規グレード開発やテクニカルサポートに従事する。2年目より、シアネート樹脂を用いたプリプレグ(繊維に樹脂を含ませた中間素材)の潜在性触媒開発にも着手。欧米市場への展開に向けて現地のニーズに応える研究を進めている。
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Major
field幅広いことにチャレンジしたく、
MGCに入社。中学・高校の頃、数学が得意だった私は気持ちの赴くまま理系に進み、大学院ではバイオ系の研究を専攻しました。ただ、いざ就職先を考えた時、「もっといろいろなことに挑戦したい」と考えるようになったのです。MGCは、総合化学メーカーとして幅広い製品群がありながら、スペシャリストではなくゼネラリストを育てるという指針を掲げていました。また、他社との差別化を図るために独自技術にもこだわっています。そんなMGCの指針とこだわりに共感し、入社を決意。その指針とこだわりを、入社以降の仕事を通してずっと感じ続けています。ゼネラリストを育てる方針に共感。 -
Job
Description欧米市場からの要求に
応えられる特性を開発中。私は現在、シアネート樹脂を原料として用いたプリプレグを、欧米を中心に展開していくためにマトリクス組成の検討をおこなっています。高い耐熱性を誇るシアネートは航空宇宙産業の製品に適していることから、欧米をターゲットにしたのです。子会社のMGCアメリカや現地の製造委託先と連携。マーケティング面から「常温保存可能」という特性を要求されています。そこで常温で保管した際に、シアネートの硬化を促進しない潜在性触媒を開発中です。現地とのやりとりには、英語でメールを書くスキルや、マーケティングに関する知識が求められます。また、共同研究をおこなう平塚研究所や、シアネートのユーザーである東京研究所からは、さまざまな角度から意見をもらいます。多くの人と関わりながら開発を進めていけるところが、この仕事の魅力ですね。英語、マーケティングなど新しい知見も蓄積中。 -
To reach
the
goal研究として製品を開発し、
営業や企画開発として世に出す。私の目標は、研究員として開発に携わった製品を、営業や企画開発の立場で世の中に展開することです。さまざまな技術を学んで社会に貢献できる製品を生み出したい。もちろんその気持ちは強いですが、入社後半年間体験した営業の現場にも魅力を感じています。その魅力とは、研究とは違ってロジック以外のノウハウが必要である、ということ。もともとゼネラリスト志向でMGCに入社した私は、研究以外のポジションでぜひそのノウハウを吸収したいと考えています。いつかそういうキャリアを築くために、まずは目の前の研究開発に没頭し、技術を習得するつもりです。ロジック以外のノウハウに魅力を感じている。
My favorite
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工場〜日本海を一望できる、
N-SEQ棟・4階の食堂。2020年8月、新潟研究所に新しい研究施設「N-SEQ棟」ができました。N-SEQ棟の4階には食堂スペースが設けられています。竣工当時すでにコロナ禍があったので、一人で黙食せざるを得ません。そこで私は窓に面した席に座り、昼食をとりながら外の景色を眺めるようになりました。特に晴れた日の景色は絶景です。新潟工場のプラントから日本海までが見渡せるので、とても癒されます。おかげで午前中の疲れがとれ、「午後も頑張るぞ」とスイッチが入ります。