自分がおこなう実験の価値を誰よりも自分が信じること


研究開発
S.M.
東京研究所 第三研究グループ
環境情報学府 環境システム学専攻業務内容
メガネレンズに使用される材料の研究・開発を担当。メガネレンズは数種類の化合物からできており、それらの組み合わせによってさまざまな特長が生まれる。現在は、より優れた物性を持つメガネレンズ材料の開発をテーマに、組成やプロセスの研究・開発を進めている。
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Major
field新しい材料の開発に関わり、
社会に貢献したい。高校3年のとき、有機化学の授業で化学に興味を持ちました。ただ大学で無機材料化学の研究を選んだのは、有機・無機を問わず「材料」の研究がしたかったからです。当時はパワーデバイス用の基板材料の研究を進めていました。そして「新しい材料の開発に携わり、社会に貢献したい」と考えるようになったのです。もともと研究・開発の対象にこだわりがない私にとって、専攻に関係なく活躍できるMGCは魅力的でした。それまでに得てきた知見を活かしながらも、私にとって新たな分野に挑戦したい。そう考えてMGCへの入社を決めました。専攻に関係なく活躍できるところがMGCの魅力。 -
Job
Description顧客からの緊急な協力依頼に
チームで応える。入社して1年も経たない頃、顧客から緊急の協力依頼が来ました。生産の改善に向けて、条件を設定するための周辺データが早急に欲しいとのことです。そこで先輩2人と3名体制で対応することになりました。顧客と連携を図り、取得すべきサポートデータを決定した後、いかに効率よく実験をおこなうかに重点を置いて検討を進めました。大きい装置での実験は常に2人1組になり、作業とデータ監視を分担する。進捗は3人共通のデータシートに入力し、情報共有を緊密にする。このように効率重視で取り組んだ結果、顧客の要望するスケジュール内にデータを提供することができました。入社後1年足らずの間に、「チーム」で協力して難題を乗り越える経験ができたこと、実験を通して先輩の仕事ぶりをすぐそばで学べたことは、私にとっての大きな収穫です。先輩の仕事ぶりをすぐそばで学べたことが大きな収穫に。 -
To reach
the
goal開発に携わったメガネレンズが世の中に出る、
その日を夢見て。私は現在、より優れた物性を持つメガネレンズ材料の開発に取り組んでいます。メガネレンズの物性は組成によって変わりますが、理論通りではない部分もあり、なかなか狙い通りにはいきません。でも、うまくいかないときほど、私は自分自身の研究を信じようと決めています。信じて考えることで、解決策が一つは見つかるはずですから。その結果、自分が開発に携わったメガネレンズが世の中で販売されたら嬉しいですね。私もメガネユーザーなのですが、入社直前に新調したメガネのレンズがMGCの材料を使用していると後で知りました。縁のようなものを感じ、日々の実験にもさらに力が入ります。自分のメガネレンズがMGC材を使用していたと、入社してから知った。
My favorite
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同期とのランチに、情報交換に…。
6階の食堂は大切な空間。本館6階の食堂はリラックスできる場所です。見晴らしが良く、すぐそばを中川が流れていて気持ちがいいですよ。コロナ禍になる前は同期とランチをして、お互いの仕事について情報交換していました。以前、私が包装容器について調べていたときのこと。同期が「包装容器の研究をしている」と話していたことを思い出し、サンプルを分けてもらったことがありました。そんな交流につながる大切な空間なので、また使えるようになる日が待ち遠しいですね。