自分が見出した新しい除去技術がプラントに実装される日を夢見て


研究開発
U.M.
四日市工場 研究開発部 第二グループ
環境情報学府 人工環境専攻業務内容
半導体洗浄用途の超純過酸化水素生産に関わる、過酸化水素水精製プロセスの研究開発に従事。右肩あがりで成長を続ける半導体市場で、半導体の製造工程において不純物を低減させる精製技術の向上が求められる中、過酸化水素水に含まれる不純物除去方法の検討を担当している。
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Major
field専攻以外の分野にも挑戦してみたかった。
小学生の頃に鉱物が好きで集めていたことから物質の成り立ちや反応式に興味を持ち、高校では化学を選択。大学ではセラミックス材料の研究室に入り、大学院まで研究を続けました。ただ、私は化学全般が好きだったので、セラミックス材料以外の分野にも挑戦したかったのです。MGCは有機、無機、ポリマー、電子材料と幅広い分野を扱っています。学生時代の研究とは異なる分野にチャレンジし、自分にはなかった視点や発想をインプットするにはベストな環境だと考えました。不安がなかったわけではありませんが、「化学全般に対する自分の好奇心を持ってすれば何とかなる!」と判断し入社を決めました。化学全般への好奇心を満たすにはMGCは最適な環境 -
Job
Description全社ポスター発表会をきっかけに、わかりやすさを意識するように。
入社1年目の冬、全社ポスター発表会で私の研究内容をポスターで紹介する仕事を任されました。自部署で専門用語を使った説明に慣れ始めていたので、他分野の人が理解できるような図や説明文を作る難しさに直面。上司に何度も修正してもらいながら2か月かけてポスターに仕上げていったのです。当日は会社の上層部から同期まで、オフライン・オンラインでたくさんの方に発表を聞いてもらいました。研究のアドバイスや激励の言葉をもらえて嬉しかったです。以降、自部署での報告会で発表する際の資料も、日々書いているメールも、わかりやすさを意識するようになりました。わかりやすい内容にすることが、仕事相手に負担をかけない最良の方法だと気づいたのです。本当に良い機会を与えられたと感じています。仕事相手に負担をかけないことの大切さを学んだ -
To reach
the
goal分野横断で知見を増やし、
自分のアイデアを製品として上市したい。学生時代とは違って納期が設定されている中、評価サンプルを取り寄せて1回につき1〜2週間かかる実験を行い、データを取って現行技術よりも良いものを見出すのは大変です。でも実験がうまくいけば、MGCグループの超純過酸化水素の製造プラントに、自分が見出した不純物除去技術が実装されるかもしれません。その可能性を感じられることは、私にとって大きなやりがいとなっています。まずは目の前にあるミッションに全力に取り組みながら、持ち前の好奇心をフル稼働させて分野横断で知見を増やしていくつもりです。実際、樹脂の製造に携わっている同期の話を聞いたり、オンラインで他部署の報告会に参加したりすると好奇心が刺激されますから。そしていつか新機軸を提案し、自分のアイデアを製品として上市できたらと考えています。実装に向けた実験は大変、でもやりがいは大きい
My favorite
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実験サンプルを安全に管理する上で
ラベルプリンターは欠かせないラベルプリンターは仕事上の必須アイテムです。グループ内には実験を行う人が4名いますが、1人あたり50〜100個のサンプルを管理しています。1回の実験で使うサンプルも多いですが、後でデータを見直せるように実験後も保存するため、サンプルは増える一方。お互いのサンプルを取り違えずに安全に管理するには容器の表示が欠かせません。実験の種類によってラベルの色を変え、見てすぐわかるようにして保管しています。