技術系
研究開発

地道な研究の先にある
新製品の開発を目指して

山口 智子

東京研究所 エレクトロニックケミカルズ R&D センター
2013年入社
工学研究科 物質制御工学専攻

スピードが求められる、
液晶開発の舞台

テレビやスマートフォンに使われる液晶ディスプレイは多数の画素で構成されていますが、画素ごとに表示のON/OFFをTFT(薄膜トランジスタ)で制御しています。このTFTは、金属配線や半導体が何層も複雑に重なった構造となっており、その形成過程では薬液を使って不要な部分を取り除き、目的の形状へと微細加工します。私はこうした加工に用いられる「エッチング液」という薬液の開発に従事しています。エッチング液は、製品ごとに仕様が異なるほか、開発サイクルも短いため、業務はスピードが大事。けれども開発には繊細さも求められるので、細やかで丁寧な仕事を心がけています。

スピードが求められる、液晶開発の舞台

個人での研究と、
チームでの仕事の醍醐味と

先日、顧客からテスト評価用に開発液を提供するよう求められ、急遽薬液を大量調合して出荷することに。実験室でのグラム単位から、工場でのトン単位へとスケールアップしての製造となるため、安全かつ効率的な調合方法を検討し、製造を担う工場へ急ぎ提案する必要がありました。そこで、普段は別テーマを担当している人たちにも協力を仰ぎ、まずは成分分析や性能チェックなどを分担。「これだ」という調合方法を模索したのです。さらに研究所と工場側の知見を持ち寄って打ち合わせを重ねることで、無事に薬液を製造し納期に間に合わせることができました。個人での研究とはひと味違う、チームだからこその仕事の楽しさを実感した出来事でした。

個人での研究と、チームでの仕事の醍醐味と

いつの日か、
世界中に私の関わった液晶を

現在、私は海外顧客を担当しています。日々の研究は、顧客が求める薬液の組成を考え、エッチング処理を行って評価し、結果を組成にフィードバックするという地道な作業の連続。とはいえ、電話会議や先方での打ち合わせでは進捗具合を報告し、直接評価を受けます。そして浮き彫りとなった課題をクリアにして評価を受けるといったことを繰り返すため、顧客との距離がとても近く、開発の手応えをダイレクトに感じることができます。これこそが、私の仕事の醍醐味。担当する薬液はまだ製品化の途中ですが、自分が関わった液晶ディスプレイが世の中へ出ていくと思うとワクワクします。その日を目指して頑張っていきたいです。

自社の化成品とバイオをつなぎ、新製品を
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性別、年齢を問わず活躍できる社風に惹かれて

大学で学んだ知識を活かして、社会に貢献できるものづくりに携わりたい、早い時期から責任ある仕事に取り組みたいと考えていました。MGCは男女を問わず、また若手でも研究開発の中心となって活躍していることが、生き生きと話す先輩社員の様子から伝わってきたのです。私もここで成長したいと思い、この会社を選びました。

学生へのメッセージ

研究開発の仕事をしていると、思いもよらないところに解があったりするものです。だから少しでも可能性があると感じたことは、とりあえず試してみるのが私のモットー。それは就職活動でも同じです。自分の可能性を広げるためにも、幅広い視野で臨んでください。思いもしなかった分野で活躍している自分に出会えるかもしれません。