「安定操業の前に、安全操業」。上司の思いが私を支えている。
エンジニア
M.R.
四日市工場 工務部工務課 電装チーム
工学部 電気通信系学科業務内容
過酸化水素水およびクリーンELMを製造するプラントについて、計装機器の保全を担当。年1回(9月後半〜10月後半)、プラントを停止して行う定期修繕工事では、仕様書の作成から発注、工程・施工要領確認、仕様確認、安全確認、設備渡しまでの全プロセスを任されている。
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Major
fieldさまざまな製品の性能を
向上させる
独自の技術に魅力を感じた。私は岡山出身で、水島にある石油化学コンビナートを見ながら育ちました。そのコンビナートの中にある工場で、父がプラントの運転員として勤務していたこともあり、設備やメンテナンスに憧れるようになっていたのです。地元・岡山の大学に進学後、就職活動では一応さまざまな業界にアプローチしましたが、第一希望は化学メーカーでした。化学製品はあらゆる業界の製品に用いられます。化学製品の性能は、それを用いる全ての製品の性能を向上させる大きな影響力を持っている。その点に強みを感じていたからです。中でも独自の技術力を誇るMGCに魅力を感じて、入社を決めました。地元のコンビナートで働く父の仕事に憧れを持っていた。 -
Job
Description「物は直るけど、人は治らない」
という上司の言葉。私の仕事は電気計装機器の保全ですが、機器のトラブルの予見はかなり難しいです。一方で、プラントの操業には復旧が不可欠なので、早急な対応を迫られることも珍しくありません。入社1年目の頃の私にはそのための知識・スキルが不足していて、「とにかくプラントの安定操業を」という思いばかりが先行していました。ある工事の担当をしていた時、工事業者の方をヒヤッとさせてしまったことがあります。私が作業現場の電源を落としてから検電をしなかった上に、業者の方への安全確認の指示も怠っていたからです。「物は直るけど、人は治らない」。そう上司に注意されてハッとしました。安定操業の根底には、安全に対する強い思いがあったのです。「物が直るミスなら、むしろ経験してもらったほうがいい。失敗を活かしてやってくれればいいから」と励まされたことが、今の私の仕事を支えてくれています。安定操業の根底には、安全操業への強い思いがある。 -
To reach
the
goal数十年後も安全創業する
新プラントのプロジェクトを
全うしたい。トラブルは起こってみないと対策が立てられない面もあります。しかしそこで思考停止するのではなく、MGCの他の工場の事例、四日市コンビナートの他社事例など、社内外のトラブル対応の情報を入手。より良い保全に活かす努力を重ねています。現在四日市工場は古いプラントの撤去、新プラントの誘致、増産などが行われ、大きな転換期を迎えているところです。私も数年後に導入予定の新プラントについて、部署内で連携してプロジェクトを進めています。完成を見届けられるのか分かりませんが、10〜20年後も安全操業できるような、次の保全担当者に誇れる仕事を全うしたいと考えています。社内外のトラブル対応事例を集め、より良い保全に活かす。
My favorite
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同じプラントを担当する仲間と
昼休みにグラウンドでキャッチボール。私は毎日工場内のグラウンドで昼休みにキャッチボールをします。お相手は社内の野球部のメンバーです。その人は私が担当しているプラントの運転員でもあります。ただ、昼休みはリフレッシュの時間にあてたいので、お互いに仕事の話はしません。そんなふうに昼休みを過ごしていますが、工場の夜景にも癒されています。残業やトラブル対応で夜まで工場に残っていると、子どもの頃に水島で見ていたコンビナートの夜景を思い出します。