メタノールパイロット装置運転状況のお知らせ

2021年9月8日

三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、当社新潟工場に既設のパイロット装置を用いて二酸化炭素(CO2)と水素を原料としたメタノール製造の実証運転を開始し、国際規格を満たすメタノールが得られましたのでお知らせいたします。

当社は、2021年3月30日付けニュースリリースに記載しました、CO2と水素を原料としたメタノール製造の実証運転を本年8月より開始いたしました。実証運転は計画通り進んでおり、蒸留工程で得られたメタノールの品質は国際規格を満たしております。引き続き、排出CO2や多様な原料ガスからのメタノール合成プロセス最適化などの技術課題に対応すべく、各種試験を進めてまいります。

2050年までに国内の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に貢献する手段として、当社は主要製品であるメタノールを環境循環させる新しい技術開発を開始しました。この技術の確立後は、排出CO2資源の再利用を基盤とした国内外の企業や自治体と産業横断的に連携していく「環境循環型メタノール構想」の中で、当社が提案する脱炭素化や循環型社会のための総合的な取り組み(CO2を含む多様なガスを原料としたメタノール製造ライセンス供与、運転・メンテナンス技術支援サービス、製品引取)を進め、新たな成長を促す産業構造や経済社会の変革に貢献してまいります。

以 上

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