イラスト:軽量化発泡プラスチック

軽量化発泡プラスチック

95%以上が、空気でできた樹脂

20~30%軽量化
リアシートの例(従来比)

環境メリット

高い軽量性と剛性を備える発泡プラスチックは自動車のパーツとして多く使われ、燃費の向上やCO2削減に一役買っています。また、リサイクル可能な環境にやさしい素材です。

発泡プラスチックが使われている自動車のパーツ

図:発泡プラスチックが使われている自動車のパーツ。MGCグループが発泡プラスチックの世界シェア60%を占める。
  • ※三菱ガス化学グループである株式会社JSPの製品です。

発泡倍率で変わる用途

図:発泡倍率で変わる用途を説明。
写真:高断熱性発泡プラスチック「ミラフォーム ラムダ」

高断熱性発泡プラスチック「ミラフォーム ラムダ」

住宅・建物をエコ化する

保温、保冷、撥水性に優れ、
高い省エネルギー効果を発揮

環境メリット

気泡膜により輻射熱の抑制・ガスバリア性を向上させるとともに気泡形状による熱伝導の抑制効果により超高断熱化を実現しました。この高性能断熱材を用いることにより省エネルギーに貢献します。

施工事例(RC構造住宅の場合)

写真:施工事例(RC構造住宅の場合)

「ミラフォーム ラムダ」の断熱効果

図:「ミラフォーム ラムダ」の断熱効果。熱伝導効率がコンクリートの約1/100などの説明が記載。
  • ※一般家庭の1年間の電気・ガス代
  • ※三菱ガス化学グループである株式会社JSPの製品です。

施工事例(木造住宅の場合)

写真:施工事例(木造住宅の場合)

「ミラフォーム ラムダ」の認証取得

図:「ミラフォーム ラムダ」の認証取得。安全・安心の各種認定取得を列記。
写真:熱硬化性樹脂「CBZ」

熱硬化性樹脂「CBZ」

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)専用の樹脂

加工時も使用時も、
省エネ&省資源に貢献

環境メリット

軽量で頑丈なことから使用時の省エネや省資源効果で注目されているCFRP。熱硬化性樹脂は、その成型に欠かせない樹脂です。
CBZはさまざまな温度で成型でき、硬化時間も短いため、成型時のエネルギー消費が削減できるほか、樹脂そのものが高強度のため、薄く成型でき、省資源にも貢献します。

CFRPの構成と特性・特長

図:CFRPの構成。軽量化と耐久性の高さを説明。

CBZの素材特性・特長

図:重さ、強度、剛性などCBZの素材特性・特長を説明。
  • ※三菱ガス化学グループである日本ユピカ株式会社の製品です。
イラスト:化学発泡剤

化学発泡剤

プラスチックやゴムを膨らませる化学製品

泡の力で素材を高機能化し、
省エネ・省資源を実現

環境メリット

プラスチックやゴムを化学発泡させると、軽量かつ断熱性、吸音、振動吸収などに優れた素材ができます。
そうした発泡素材は、自動車部品やタイヤ、壁紙などの建材をはじめ、身近にある様々な製品に使用されており、省エネ、省資源などに貢献しています。

発泡プラスチック、発泡ゴムの特性

図:発泡プラスチック、発泡ゴムの特性。発泡することで軽くなるなどのメリットを説明。

住宅や身近な製品での用途

図:住宅やシューズ等の身近な製品での化学発泡剤の用途を紹介。

自動車での用途

図:発泡剤が自動車のパーツに用いられ、重量が25%減になるなどの効果を説明。

コアバック成形法

図:自動車のドアトリムの例。内部だけ発泡するコアバック成形法を説明。
  • ※三菱ガス化学グループである永和化成工業株式会社の製品です。
写真:脱酸素剤「エージレス®」

脱酸素剤「エージレス®」

食品の風味と鮮度を長期間保持

食品廃棄物を削減

環境メリット

カビ発生や変色、風味の変化などによる食品廃棄が少なくなります。また、「おいしさ」と「鮮度」の長期保持ができ、生産・輸送の回数が減るため、流通におけるCO2排出を抑制できます。

脱酸素のしくみ

図:脱酸素のしくみ。密閉容器内で酸素を吸収する様子を説明。

エージレス®の主成分は特殊処理された鉄粉です。鉄が錆びる時に酸素と結合する働きを応用して、密閉容器内の酸素を吸収し、酸化など酸素による商品への悪影響を防止します。

エージレス®の効果

図:エージレス®の効果。エージレスのあり/なしの結果を写真で説明。

カビコロニーの発生試験

グラフ:カビコロニーの発生試験。複数の条件下でのカビの発生期間をグラフで示し、エージレスのカビ発生抑制効果を説明しています。

試験方法:カステラに青カビを植えつけて、エージレス®パックと窒素ガス置換包装での青カビの生育抑制効果を比較

写真:空調用設備洗浄剤「デスライム」

空調用設備洗浄剤「デスライム」

空調設備をクリーンにして、
省エネ性を改善

環境メリット

空調設備内にバイオフィルムが溜まっていると、熱効率が低下し、過剰なエネルギーを消費します。バイオフィルムを簡単に除去することで、省エネルギー性に役立ちます。

  • 洗浄操作は簡単

    保有水量の5%(標準使用濃度)
    デスライムを水槽に投入。
    ポンプを使って1~2時間循環させるだけ。

  • 環境にやさしい

    洗浄後は無害な水と酸素に。

  • 洗浄液のpHは中性

    機器の材質にほとんど影響がない。

  • 優れた分散剥離力

    過酸化物を主体とした薬剤で、
    空調設備内の堆積した
    バイオフィルム
    に浸透して除去。

全体洗浄法の場合の説明図

図:全体洗浄法の場合の説明図。デスライムを投入して全体洗浄する流れを説明。

デスライムによる洗浄実施例

図:デスライムによる洗浄実施例。洗浄前後の総括伝熱係数比が20%改善したことを説明。
  • ※横軸は日付です。
  • ※汚れの条件によって異なります。
  • ※三菱ガス化学グループであるダイヤアクアソリューションズ株式会社の製品です。

強力な殺菌力も発揮

レジオネラ属菌や一般細菌などの除去にも最適

抗レジオネラ用空調水処理剤協議会登録薬剤です。

デスライム洗浄と一般細菌(バイオチェッカーによる測定例)

図:デスライム洗浄と一般細菌(バイオチェッカーによる測定例)。洗浄前後での菌の検出結果を説明。
写真:高バリア性樹脂「MXナイロン」を用いた飲料容器

高バリア性樹脂「MXナイロン」

高バリア性・耐薬品性を誇る容器包装素材

食品・飲料の賞味期限延長と
薄肉化・軽量化で環境負荷低減

環境メリット

酸素や炭酸ガスに対する高いバリア性を保ちながら容器を薄肉化・軽量化することで、食品・飲料の長期保存とプラスチック使用量の削減、流通におけるCO2排出の削減により環境問題の解決に貢献します。

  • ※薄肉化:主に容器について、厚みを減らすこと
図:3つの環境メリット:食品ロスの削減、容器の薄肉化、容器の軽量化を示す。

MXナイロンのバリア性のしくみ(飲料PETボトルの場合)

図:MXナイロンのバリア性のしくみ(飲料PETボトルの場合)。一般的なPETボトルとの比較した透過性を説明。
  • ※PET:ポリエチレンテレフタレート

MXナイロンのバリア性能

「高いガスバリア性」で賞味期限を約2倍延長(炭酸飲料PETボトル350mlの場合)

炭酸ガス保持期間(賞味期限):炭酸ガスが初期から20%抜けるまでの期間

グラフ:MXナイロンのバリア性能。PET単層ボトルとの賞味期限の違いを棒グラフで示す。

MXナイロンの軽量化の効果

容器の軽量化(炭酸飲料PETボトル350mlの場合)

同一賞味期限時のボトル重量

グラフ:MXナイロンの軽量化の効果。PET単層ボトルとのボトル重量の違いを棒グラフで示す。

多様な用途

MXナイロンは、PETボトルをはじめ、フィルム、パウチ、カップ、トレーなどの様々な食品容器包装に使用されています。また、優れた耐薬品性を持つことから薬品や香料ボトル、ブリーチ(塩素系漂白剤)、インクなどの容器にも使用され、長期保存や「におい」漏れを防ぐことができます。

カーボンニュートラルに向けたグレードも開発

当社新潟工場で生産するMXナイロンについて、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証を取得しました。
認証取得により、当社は今後持続可能な原料をマスバランス方式によって割り当てたISCC PLUS認証MXナイロンの製造・販売を開始いたします。
カーボンニュートラルの目標達成に向けて、製造プロセスの省エネルギー化や植物由来原料の積極的な利用を行い、製造時のCO2排出量ネットゼロを目標とした取り組みを進めております。