イラスト:地熱発電

地熱発電

再生可能エネルギー

ライフサイクルCO2発生量
石炭火力発電比 1/50以下

  • ※ 発電所の寿命までのCO2発生量

環境メリット

季節、気候の変化によらず、安定的に発電できる、地下の蒸気を使った再生可能エネルギーです。発電時には、CO2の発生を限りなく抑えます。

地熱発電のしくみ

図:地熱発電のしくみ。生産井から還元井への流れを説明。

地熱発電開発実績

地図:地熱発電開発実績
写真:バイオプラスチックの素材

バイオプラスチック「BIOMUP」

バイオマスを原料にした繊維強化プラスチック用樹脂

再生可能資源を利用し
CO2排出量を削減

環境メリット

「BIOMUP」は、持続的に利用できる植物由来原料を使用しているため、石油資源の消費を少なくできます。
また、サーマルリサイクル(焼却熱利用)する時に排出されるCO2は植物が大気中のCO2を光合成によって取り込んだものであるため、新たに大気中のCO2を増加させません。

環境に優しいバイオマスプラスチック

図:環境に優しいバイオマスプラスチック。大気中のCO2を増加させないしくみを説明。

BIOMUPの用途例

図:BIOMUPの用途例。ベンチなどの成形用や材料、塗料などの用途を紹介。
  • ※ 三菱ガス化学グループである三菱ガス化学ネクスト株式会社の製品です。
写真:熱硬化性樹脂「CBZ」

熱硬化性樹脂「CBZ」

炭素繊維強化プラスチック(CFRP)専用の樹脂

加工時も使用時も、
省エネ&省資源に貢献

環境メリット

軽量で頑丈なことから使用時の省エネや省資源効果で注目されているCFRP。熱硬化性樹脂は、その成型に欠かせない樹脂です。
CBZはさまざまな温度で成型でき、硬化時間も短いため、成型時のエネルギー消費が削減できるほか、樹脂そのものが高強度のため、薄く成型でき、省資源にも貢献します。

CFRPの構成と特性・特長

図:CFRPの構成。軽量化と耐久性の高さを説明。

CBZの素材特性・特長

図:重さ、強度、剛性などCBZの素材特性・特長を説明。
  • ※三菱ガス化学グループである三菱ガス化学ネクスト株式会社の製品です。
イラスト:化学発泡剤

化学発泡剤

プラスチックやゴムを膨らませる化学製品

泡の力で素材を高機能化し、
省エネ・省資源を実現

環境メリット

プラスチックやゴムを化学発泡させると、軽量かつ断熱性、吸音、振動吸収などに優れた素材ができます。
そうした発泡素材は、自動車部品やタイヤ、壁紙などの建材をはじめ、身近にある様々な製品に使用されており、省エネ、省資源などに貢献しています。

発泡プラスチック、発泡ゴムの特性

図:発泡プラスチック、発泡ゴムの特性。発泡することで軽くなるなどのメリットを説明。

住宅や身近な製品での用途

図:住宅やシューズ等の身近な製品での化学発泡剤の用途を紹介。

自動車での用途

図:発泡剤が自動車のパーツに用いられ、重量が25%減になるなどの効果を説明。

コアバック成形法

図:自動車のドアトリムの例。内部だけ発泡するコアバック成形法を説明。
  • ※三菱ガス化学グループである永和化成工業株式会社の製品です。
写真:脱酸素剤「エージレス®」

脱酸素剤「エージレス®」

食品の風味と鮮度を長期間保持

食品廃棄物を削減

環境メリット

カビ発生や変色、風味の変化などによる食品廃棄が少なくなります。また、「おいしさ」と「鮮度」の長期保持ができ、生産・輸送の回数が減るため、流通におけるCO2排出を抑制できます。

脱酸素のしくみ

図:脱酸素のしくみ。密閉容器内で酸素を吸収する様子を説明。

エージレス®の主成分は特殊処理された鉄粉です。鉄が錆びる時に酸素と結合する働きを応用して、密閉容器内の酸素を吸収し、酸化など酸素による商品への悪影響を防止します。

エージレス®の効果

図:エージレス®の効果。エージレスのあり/なしの結果を写真で説明。

カビコロニーの発生試験

グラフ:カビコロニーの発生試験。複数の条件下でのカビの発生期間をグラフで示し、エージレスのカビ発生抑制効果を説明しています。

試験方法:カステラに青カビを植えつけて、エージレス®パックと窒素ガス置換包装での青カビの生育抑制効果を比較

写真:空調用設備洗浄剤「デスライム」

空調用設備洗浄剤「デスライム」

空調設備をクリーンにして、
省エネ性を改善

環境メリット

空調設備内にバイオフィルムが溜まっていると、熱効率が低下し、過剰なエネルギーを消費します。バイオフィルムを簡単に除去することで、省エネルギー性に役立ちます。

  • 洗浄操作は簡単

    保有水量の5%(標準使用濃度)
    デスライムを水槽に投入。
    ポンプを使って1~2時間循環させるだけ。

  • 環境にやさしい

    洗浄後は無害な水と酸素に。

  • 洗浄液のpHは中性

    機器の材質にほとんど影響がない。

  • 優れた分散剥離力

    過酸化物を主体とした薬剤で、
    空調設備内の堆積した
    バイオフィルム
    に浸透して除去。

全体洗浄法の場合の説明図

図:全体洗浄法の場合の説明図。デスライムを投入して全体洗浄する流れを説明。

デスライムによる洗浄実施例

図:デスライムによる洗浄実施例。洗浄前後の総括伝熱係数比が20%改善したことを説明。
  • ※横軸は日付です。
  • ※汚れの条件によって異なります。
  • ※三菱ガス化学グループであるダイヤアクアソリューションズ株式会社の製品です。

強力な殺菌力も発揮

レジオネラ属菌や一般細菌などの除去にも最適

抗レジオネラ用空調水処理剤協議会登録薬剤です。

デスライム洗浄と一般細菌(バイオチェッカーによる測定例)

図:デスライム洗浄と一般細菌(バイオチェッカーによる測定例)。洗浄前後での菌の検出結果を説明。
写真:高バリア性樹脂「MXナイロン」を用いた飲料容器

高バリア性樹脂「MXナイロン」

高バリア性・耐薬品性を誇る容器包装素材

食品・飲料の賞味期限延長と
薄肉化・軽量化で環境負荷低減

環境メリット

酸素や炭酸ガスに対する高いバリア性を保ちながら容器を薄肉化・軽量化することで、食品・飲料の長期保存とプラスチック使用量の削減、流通におけるCO2排出の削減により環境問題の解決に貢献します。

  • ※薄肉化:主に容器について、厚みを減らすこと
図:3つの環境メリット:食品ロスの削減、容器の薄肉化、容器の軽量化を示す。

MXナイロンのバリア性のしくみ(飲料PETボトルの場合)

図:MXナイロンのバリア性のしくみ(飲料PETボトルの場合)。一般的なPETボトルとの比較した透過性を説明。
  • ※PET:ポリエチレンテレフタレート

MXナイロンのバリア性能

「高いガスバリア性」で賞味期限を約2倍延長(炭酸飲料PETボトル350mlの場合)

炭酸ガス保持期間(賞味期限):炭酸ガスが初期から20%抜けるまでの期間

グラフ:MXナイロンのバリア性能。PET単層ボトルとの賞味期限の違いを棒グラフで示す。

MXナイロンの軽量化の効果

容器の軽量化(炭酸飲料PETボトル350mlの場合)

同一賞味期限時のボトル重量

グラフ:MXナイロンの軽量化の効果。PET単層ボトルとのボトル重量の違いを棒グラフで示す。

多様な用途

MXナイロンは、PETボトルをはじめ、フィルム、パウチ、カップ、トレーなどの様々な食品容器包装に使用されています。また、優れた耐薬品性を持つことから薬品や香料ボトル、ブリーチ(塩素系漂白剤)、インクなどの容器にも使用され、長期保存や「におい」漏れを防ぐことができます。

カーボンニュートラルに向けたグレードも開発

当社新潟工場で生産するMXナイロンについて、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証を取得しました。
認証取得により、当社は今後持続可能な原料をマスバランス方式によって割り当てたISCC PLUS認証MXナイロンの製造・販売を開始いたします。
カーボンニュートラルの目標達成に向けて、製造プロセスの省エネルギー化や植物由来原料の積極的な利用を行い、製造時のCO2排出量ネットゼロを目標とした取り組みを進めております。

写真:燃料電池「直接メタノール型燃料電池」

燃料電池「直接メタノール型燃料電池」

音が静かでクリーンな発電機

大気汚染物質 発生ゼロ
(NOx、SOx、ばいじん)

環境メリット

化学反応で発電するため、音が静かで、空気を汚しません。数日以上連続して電力供給が可能です。

非常用電源の性能比較

グラフ:非常用電源の性能比較。

直接メタノール形燃料電池は、静音、クリーンを保ちつつ、比較的小電力を長時間連続供給することが要求される場面で、高い性能を発揮します。コンパクトな設備のため、少ないスペースで非常時に備えることができます。

直接メタノール形燃料電池の発電のしくみ

図:直接メタノール形燃料電池の発電のしくみ。

直接メタノール形燃料電池は、メタノールと空気を原料として、化学反応を起こし、電気をつくります。メタノールを供給し続ける限り電気をつくり出せます。

写真:クリーン燃料「ジメチルエーテル」

クリーン燃料「ジメチルエーテル」

メタノール由来のクリーンな燃料

燃焼時のNOx発生を抑え、
SOx、PM発生ゼロ

環境メリット

三菱ガス化学のメタノールとジメチルエーテルは、石油を採掘する際に副産物として出てくる天然ガスを原料にしていますので、資源の有効活用や環境面でメリットがあります。また、軽油や灯油を燃やす際に発生する硫黄酸化物(SOx)や粒子状物質(PM)を生じないクリーンな排ガス特性を持つ燃料という点で、実用化が進められています。

スプレー缶

イラスト:スプレー缶。

フロンガスの代用として、スプレーの噴射剤に三菱ガス化学のジメチルエーテルが、使用されています。

ビニールハウス

イラスト:ビニールハウス。

ビニールハウスのボイラー燃料、植物育成補助として三菱ガス化学のジメチルエーテルが、実用化に向けて検討されています。

  • ※暖めながら育成に必要なCO2も供給。

トラック

イラスト:トラック。

クリーンなディーゼル燃料として三菱ガス化学のジメチルエーテルが、利用できます。

写真:塗料硬化剤「MXDA」を用いたコンテナ。

塗料硬化剤「MXDA」

耐候性を高める塗料硬化剤

有機溶剤を
限りなくゼロに!

環境メリット

人と環境にやさしい水性エポキシ塗料なので、大気汚染の原因となる有機溶剤の排出を限りなくゼロに。メタキシレンジアミンを使用することで、塗料硬化剤の量も約20%削減できるため、石油資源の節約に貢献。

硬化に使用する全体量比較

グラフ:一般硬化剤に比べてMXDAでは20%使用量が減ることを棒グラフで説明。
写真:漂白剤「過酸化水素」を用いた紙。

漂白剤「過酸化水素」

紙原料(パルプ)の漂白剤

酸素と水に分解する漂白剤が、
「水環境」を守ります!

環境メリット

過酸化水素は、古くから漂白剤や酸化剤として利用されている薬品です。分解しても水と酸素になって、有害な副生物を作らないため、環境にやさしい薬品として、さまざまな分野に需要があります。

無塩素漂白法

図:無塩素漂白法でパルプを漂白する流れを説明。

三菱ガス化学は、世界有数の過酸化水素メーカーです。1933年に日本で初めて過酸化水素の製造に成功しました。

日本で初めて製造した過酸化水素

写真:日本で初めて製造した過酸化水素