電子材料生産子会社の能力増強工事の完了について
2025年11月10日
三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:伊佐早 禎則、以下、当社)は、BT積層材料の生産子会社であるMGCエレクトロテクノ株式会社(福島県西白河郡、以下、ET)の子会社であるMGC ELECTROTECHNO(THAILAND) CO., LTD.(タイ王国RAYONG県WHA EASTERN SEABOARD 工業団地内、以下、ETT)における半導体パッケージ用BT積層材料(以下、BT材)の増設プラント工事を終え、このたび、竣工式を実施しましたのでお知らせいたします。

当社グループは、国内のETに加え、事業継続計画(以下、BCP)の観点から、2012年にタイ王国にETTを設立しました。以降、ETおよびETTの二拠点体制にてBT材のグローバルな供給体制を構築してまいりました。
当社がBT材を展開しております半導体市場は中長期の成長が確実視されております。足元の5G、また6Gといった高速通信技術の普及、DX化やIoT化の拡大、自動車向け用途等の需要に加え、今後は生成AIの進化に伴うAI関連技術の急速な発展と社会実装が本格化することから、高性能半導体を含めたあらゆる半導体、およびそれを支えるBT材の需要はますます増加していくことになります。また、昨今では半導体が各国の重要な国家戦略の一環となるほど重要性を増しており、そのサプライチェーンのさらなる安定化や多元化は、非常に重要な課題となっています。
これらの需要や課題を満たすため、ETTにおいて新たなプラントを増設し、生産能力を従来能力の約2倍といたしました。これにより、新規ビジネスの獲得や事業拡大に向けた競争力の強化を図るとともに、BCPのさらなる強靭化につなげます。
当社グループは、今後もグローバルに拡大を続ける半導体市場からの多様化する要求にフレキシブルかつ迅速に対応することで、同市場の持続的成長へ貢献してまいります。
以 上
【MGC ELECTROTECHNO(THAILAND)CO., LTD. の概要】
1.社 長 :松本 博之
2.所在地 :500/128 Moo3, Tambol Tasit, Amphur Pluak Daeng, Rayong Province 21140, Thailand
3.資本金 :7.1億タイバーツ
4.設 立 :2012年1月
5.出資比率 :MGCエレクトロテクノ株式会社 100%
6.増強工事着工 :2024年2月
7.増強設備商業運転 :2025年12月開始(予定)
【ご参考】
2023年5月8日付ニュースリリース(https://www.mgc.co.jp/corporate/news/2023/230508ett.html)。
お問い合わせ先
三菱ガス化学株式会社
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