水素ステーションおよび燃料電池フォークリフトの運用を開始

2022年11月18日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、当社新潟工場(新潟県新潟市北区)で建設していた水素ステーションが完成し、水素を使った燃料電池フォークリフト(以下、FCフォークリフト)の運用を2022年10月より開始しました。

 この水素ステーションは、PDC Machines合同会社の燃料電池フォークリフト用水素発生充填設備「シンプルフューエル」であり、純水水電解水素発生器を用いて、最大99 Nm3/日(8.8 kg/日)の水素を製造します。当社新潟工場は2022年4月より非化石証書を購入しており、実質再生可能エネルギーを活用した水素になります。
 FCフォークリフトは、株式会社豊田自動織機の2.5t積と1.8t積を7台導入し、工場内の荷受け作業に利用を開始しました。従来のエンジン式、バッテリー式のフォークリフトと比較して、優れた環境性能と高い利便性を有しており、稼働中のCO2排出ゼロ、短時間での燃料補給が可能です。これによりCO2排出量は最大で年間18.2t削減されます。
 加えて、トヨタ自動車株式会社の水素を使った燃料電池自動車2台を社用車として使用します。

 水素ステーションならびにこれらの車両の導入によって水素利用のすそ野を広げ、当社が目標として掲げる2050年カーボンニュートラル達成に向けた取り組みとして、水素価値の浸透と実証を図ります。

 新潟県では当社も参画する「新潟カーボンニュートラル拠点化・水素利活用協議会」や「新潟港カーボンニュートラルポート形成協議会」が開催されており、当社は、国や県と連携して、水素の利活用や地域インフラ整備の検討に積極的に取り組んでいきます。

 当社は、ミッション「社会と分かち合える価値の創造」のもと、化学に基づく幅広い価値の創造を通じてサステナブルな社会の発展と調和に貢献してまいります。

以 上

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