日本政策投資銀行とDBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの契約を締結

2022年2月10日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、株式会社日本政策投資銀行(本社:東京都千代田区、社長:渡辺 一、以下、DBJ)とDBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下、対話型SLL)による金銭消費貸借契約(契約期間:10年、金額:100億円)を締結しましたので、お知らせいたします。

 対話型SLLは、環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「環境省ガイドライン」という。)に基づき、貸付人であるDBJとの対話を通じて借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ戦略と整合した目標(サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット、以下「SPTs」という。)を設定し、SPTsと借入条件を連動させることで、借入人及び社会の持続可能な成長を企図するファイナンス手法です。

 本ローンでは、当社の新中期経営計画「Grow UP 2023」において、エネルギー・気候変動問題に対する具体的なアクションプランである、CO2や廃プラスチック等を原料としメタノールを製造する「環境循環型メタノール構想」に関し、以下のKPI・SPTsとしてご評価いただき、契約締結に至ったものです。

KPI 環境循環型メタノール構想の実現
SPTs① 2023年度迄に環境循環型メタノールパイロットプラントの実証運転を完了すること
SPTs② 2029年度迄に年間生産量が1万トン以上の環境循環型メタノール量産プラントを竣工すること

 当社はグループミッション「社会と分かち合える価値の創造」に基づき、環境循環型メタノール構想による脱炭素社会への取り組み等を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

※ 本ローンの環境省ガイドラインに基づくフレームワークの適切性およびサステナビリティ戦略とSPTsの整合性について、詳細はDBJのWebサイトである以下リンクを参照ください。

【対話報告書(公表版)へのリンク】
https://www.dbj.jp/topics/dbj_news/2021/html/20220210_203688.html

【当社における内部レビューの実施について】
1. 内部レビューの選択
 本ローンの実行に際し、環境省ガイドラインへの適合性確認については、当社及び DBJ間で協議し、内部レビューを選択するに至りました。

2. SPTsの概要
(1)2023年度迄に環境循環型メタノールパイロットプラントの実証運転を完了すること
(2)2029年度迄に年間生産量が1万トン以上の環境循環型メタノール量産プラントを竣工すること

3. SPTsに関する内部専門性
 当社は、グループミッションとして掲げる「社会と分かち合える価値の創造」の実現に向け、社長を議長とし、取締役、常務執行役員、事業部門長、監査役(オブザーバー)で構成される「CSR会議」にてCSRマネジメントに関する基本的事項を審議・決定するとともに、その諮問機関として、本社管理部門長で構成される「CSR委員会」を設置し、上記SPTsを始めとするマテリアリティ上重要な各種取組の状況を確認しており、CSRマネジメントのPDCAサイクル推進を通じて、CSR経営を推進する体制を構築しています。

以 上

お問い合わせ先

三菱ガス化学株式会社
総務人事部広報グループ
TEL:03-3283-5040

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