MXナイロン事業における環境対応の取組みについて

2021年11月5日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、2050年カーボンニュートラルの目標達成にむけた取り組みのひとつとして、MXナイロン事業における環境対応についてお知らせいたします。

 MXナイロンはそのバリア性と剛性を活かし、これまでも食品の賞味期限延長による廃棄物削減や、自動車部材の軽量化に貢献してまいりました。当社の2050年カーボンニュートラルの目標達成に向けて、CO2排出量の削減や植物由来原料の積極的な利用を行い、製造時のGHG排出量ネットゼロを目標とした取り組みを実施いたします。

 CO2排出量の削減においては、カーボンオフセット、マスバランスアプローチの適用やリサイクル技術導入を目指し、関係各社との連携を推進いたします。原料のリニューアブル化に向けては、石油原料から植物由来原料への転換を目指し、バイオマス由来原料を50%以上使用した高機能性ナイロンLEXTER(注)の拡販及び更なる応用研究開発を推進することに加え、株式会社アールプラスジャパンをはじめとする使用済みプラスチックの再資源化事業への参画についても積極的に取り組んでいきます。

 当社は、これらの活動を通じ持続可能な社会の実現に向けて貢献してまいります。

図1

(注)LEXTER
 「LEXTER®」は、非可食の植物由来原料を用いたMXナイロンです。他のポリアミド樹脂に比べて高剛性、低吸水率の特性を活かし、現在自動車用途や電気電子関連部材などに使用されています。最近の研究において、LEXTERと他のポリアミド樹脂との併用により、他のポリアミド樹脂の性能を保持しつつ耐吸湿性や剛性、バイオ度の向上が可能であることがわかりました。フィルムやサニタリー用途など様々な応用が可能です。

図2

以 上

お問い合わせ先

三菱ガス化学株式会社
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TEL:03-3283-5040