四日市工場におけるポリアセタール生産停止のお知らせ

2021年6月1日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、2023年9月末を目途として、四日市工場(三重県四日市市)におけるポリアセタール(以下、POM)の生産(年間2万トン)を停止することといたしましたので、お知らせいたします。

 POMは、耐摩擦性・耐クリープ性・耐疲労性・耐薬品性に優れたエンジニアリングプラスチックスで、自動車、電気・電子、精密機器等の部品の材料として広く使用されています。

 当社グループは、四日市工場のほか、タイ・韓国・中国に生産拠点を有し、「ユピタール」などのブランドで高品質なPOMを世界中に供給しています。

 四日市工場では、1981年以来、40年にわたってPOMを生産してまいりましたが、プラント規模が小さく設備の老朽化が進む中で、厳しい採算を余儀なくされていることから、今般、当社グループのタイ拠点に生産を集約し、当社グループとしてより競争力のある供給体制でPOM事業を展開することといたしました。

 現在、四日市工場品を使用されているお客様には、タイ品への切替えをお願いしてまいります。また、タイ拠点においては、旺盛なPOM需要に対応するため、今後の増産を検討する予定です。

 今般の生産停止は、昨年12月9日付でお知らせした韓国POM事業再編に続く事業強化のための施策の一環であり、引き続きPOM事業の発展に努めてまいります。

以 上

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