医療用タンパク・ペプチドアレイチップ開発品の学会発表に関するお知らせ

2021年3月16日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、医療分野の事業展開加速を目的に開発を進めてきた検査・診断デバイスの進捗状況についてお知らせいたします。

 当社は、2017年9月より国立大学法人千葉大学と共同で、小児食物アレルギーの臨床的判断に有用なタンパク・ペプチドアレイチップの開発を行っております。このチップには、抗原1となるタンパク質の断片(ペプチド)が多数並んでおり、抗原に結合する部位(エピトープ2)ごとに特異的な抗体を検出することができるため、精度の高い情報が得られます。

 2020年に開催された第57回日本小児アレルギー学会学術大会におきまして、「ペプチドアレイチップを用いた牛乳アレルゲンエピトープ反応性解析による牛乳アレルギー患児の重症度予測」という演題でその成果を発表致しました(発表者:千葉大学)。今後は、複数の施設でバリデーション3を進めてまいります。

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注1 抗原:アレルギー反応を引き起こす物質
注2 エピトープ:抗体が認識する抗原の一部分
注3 バリデーション:有効性の確認

以上

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