日本化学工業協会より「レスポンシブル・ケア賞審査員特別賞」を受賞

2019年5月27日

~新潟工場のプラントの外部腐食対策活動が評価~

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下「当社」)は、プラントが安全かつ安定して稼働するために必須となる「プラントの外部腐食対策」の活動が一般財団法人日本化学工業協会の第13回(2018年度)レスポンシブル・ケア(RC)賞 審査員特別賞を受賞したことをお知らせいたします。

【RC賞について】
 RC賞は、日本化学工業協会が、RC活動(化学品を取り扱う企業が、化学品の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至るすべての過程において、環境・健康・安全を確保し、その成果を公表し、社会との対話・コミュニケーションを行う自主活動)に携わっている方々の意欲の向上と活動の更なる活性化を目指して、RC活動の普及や推進に貢献した個人またはグループなどを表彰するものです。
 この度の審査員特別賞とは、大賞に次ぐ賞で、同協会加盟177社の中で、顕著な成績を残した企業に贈られる賞です。



新潟工場第一製造部長佐々昌宏(左)、同第一化成課小舟戸大介(右)
5月24日 日本化学工業協会総会(場所:パレスホテル東京)において表彰

 当社は、安全理念「事業活動の最優先は安全の確保」のもと、「操業における健康と安全の確保」、「現場における保安と安心の確保」など環境・安全方針を掲げ、「無事故・無災害と環境保全」を目標として、プラントの安全・安定運転を継続するとともに環境保全に注力しております。
 特に、当社新潟工場は日本海に面しており、塩害などによる製造設備の外部腐食が進みやすく、日頃の設備管理には注力しています。直接目視可能な部分は日常的な点検で容易に発見できますが、保温材下の配管や設備の腐食(CUI:Corrosion Under Insulation)は発見が難しく、その早期発見はプラントの安全・安定運転にとって大きな課題となっていました。

 当社新潟工場第一製造部第一化成課はこのCUI対策の強化に取り組み、CUIの高発部位のパターンを分類・整理することにより目視検査の着眼点を明確化するとともにその精度を高め、また腐食が発生しにくい保温材施工基準を作成・実行することでCUI由来の漏洩リスクを大きく低減することに成功しました。(参考: 【RC賞受賞講演資料】 三菱ガス化学_プラントの外部腐食対策 .pdf )

 今回の受賞は、製造現場の地道な小集団活動が工場全体に展開され安定・安全運転に向けて大きな成果を挙げた好例であることが評価されたものです。

 当社は安全で安心な生産活動を実現するため、今後もさらなるRC活動を推進してまいります。

以上

お問い合わせ先

三菱ガス化学株式会社 広報 IR 部
TEL:03-3283-5040 https://www.mgc.co.jp

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