ニュースリリース 2019年

抗体医薬「デノスマブ」のバイオシミラー生産細胞の大量培養に成功

2019年3月 7日

三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:倉井敏磨、以下「当社」)は、骨粗しょう症や多発性骨髄腫などの治療に使用される抗体医薬「デノスマブ」のバイオシミラーを生産する細胞(以下、「デノスマブ生産細胞」)の大量培養条件を確立しました。

抗体医薬品を大量生産するには、原薬となる抗体を作る細胞の生産性を向上させるとともに、その細胞を大量培養できる必要があります。生産細胞を大量に培養しつつ、抗体の品質を保つことが抗体医薬品の商業生産のための1つの重要なファクターとなっています。
当社は、当社パートナーであるグリコネックス社からデノスマブ生産細胞と製造技術を移管し、子会社のカルティベクス社において大量培養技術の開発を行ってきましたが、このたびその大量培養条件を見出すことに成功しました。デノスマブ生産細胞の大量培養技術が確立できたことで、安価で高品質な「デノスマブ」の原薬を大量に供給することが可能になると考えます。
今後、「デノスマブ」のバイオシミラー製品化に関心のある製薬会社と共同開発を視野に協議を進めてまいります。

当社は今回の大量培養技術の開発で得た知見を踏まえ、これからも様々な抗体医薬の開発を進めてまいります。

 

<「デノスマブ」の概要>

骨粗しょう症、多発性骨髄炎、骨巨細胞腫などの治療に使用されるRANK リガンド(破骨細胞の形成や活性化に必要なタンパク質)を標的とした世界初の抗体医薬品で、破骨細胞の活動を抑制する効果があります。

 

<カルティベクス社の概要>

社名 株式会社カルティベクス
事業内容 抗体医薬品の開発・製造
所在地 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル (当社内)
代表者 取締役社長 藤井政志 (当社 取締役常務執行役員)
設立 2016年6月7日
出資比率 当社(55%)、日本化薬株式会社(45%)

お問い合わせ先

三菱ガス化学株式会社 広報IR部
TEL:03-3283-5040 https://www.mgc.co.jp

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