「第25回国際博物館会議京都大会(ICOM Kyoto2019)」出展のお知らせ ~脱酸素剤RPシステムによる文化財保存方法の紹介~

2019年8月26日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下「当社」)は、9月2~4日に国立京都国際会館で開催される博物館に関する専門会議「第25回国際博物館会議京都大会(ICOM Kyoto 2019)」において、脱酸素剤RPシステムを出展いたします。

 文化財の保護には、従来、化学薬品(臭化メチル)を使用した薫蒸処理が行われていましたが、臭化メチルはオゾン層を破壊する物質であるため「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書締約国会合」において、2005年以降は原則として全廃することが決議されました。そのため臭化メチルに代わる化学薬品燻蒸処理の他、低温処理、二酸化炭素処理などの方法が利用されております。

 当社の脱酸素剤RPシステムは、化学薬品を使用せず、酸素を吸収するRP剤によって無酸素状態(酸素が0.1%以下の環境)をつくりだすことで、非金属系文化財では虫害・カビ繁茂を抑制する一方、金属系文化財(特に出土金属器)では錆・酸化を抑制する処理であり、環境・人体にやさしく、また、簡便で確実な文化財保護方法です。

 ICOM Kyoto 2019では脱酸素剤RPシステムに関する製品とその実例をご紹介いたしますので、ご来場の際は、是非当社ブースにお立ち寄りください。


■主な製品のご紹介

・RPシステム

RP剤(ANタイプ、Kタイプ)
  

透明ハイガスバリア エスカル

    



■展示会詳細

 第25回国際博物館会議京都大会(ICOM Kyoto2019)

展示期間 2019年9月2日(月)~9月4日(金)9:00~18:00(※9/2は13:30開始)
場所 国立京都国際会館
ブース番号 New Hall N09-2
WEBサイト https://icom-kyoto-2019.org/jp/


【参考】ICOM(International Council of Museums:国際博物館会議)

 ミュージアムの進歩発展を目的とした世界で唯一かつ最大の国際的非政府組織で、30の国際委員会が博物館教育、マネージメント、保存修復、民族学、考古学、自然科学などの分野で活動しています。3年に1度、ICOM全ての委員会が一堂に会する大会が開催され、この2019年は京都(国立京都国際会館)で開催されます。

お問い合わせ先

特殊機能材カンパニー
脱酸素剤事業部 営業グループ
TEL : 03-3283-4867