機能性食品素材「BioPQQ™」が 欧州委員会から新規食品(Novel Food)として承認

2018年8月21日

 三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:倉井 敏磨、以下「当社」)が製造・販売する機能性食品素材「BioPQQ™」(ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩)が、欧州連合(EU)の欧州委員会より新規食品(Novel Food)として承認されましたので、お知らせいたします。

 「BioPQQ™」は、酸化還元酵素の補酵素の一つとして1979 年に発見された水溶性キノン化合物です。研究結果から、脳機能改善、抗酸化、ミトコンドリア新生などの機能が確認され、認識能力の維持に効果を持つことが認められており、主に高齢者や若手アスリートに向けたサプリメントや食品原料として展開しております。

 欧州では、欧州内で食経験のない食品や食品原料を販売する際、欧州委員会から安全性の承認を受け、新規食品(Novel Food)として認められなければなりません。特に新規成分を持つ食品原料は、欧州委員会による承認の前に、欧州食品安全機関(EFSA)による安全性評価を受けることが求められます。EFSAによる安全性評価は世界で最も厳しいとされ、これまで100余りの食品・食品原料しかNovel Foodとして認められておりませんが、「BioPQQ™」は2017年11月にEFSAの安全性評価で安全性が認められ、2018年6月の欧州委員会においてNovel Foodとして承認されました。

 「BioPQQ™」は、2008年に米国食品医薬品局(FDA)より新規食品素材(NDI : New Dietary Ingredients)の認証を取得、2014年には厚生労働省から国内における健康食品原料としての使用が認められ、米国、日本にて展開してまいりました。この度Novel Foodとして承認され、欧州での販売が認められましたので、今後、欧州での市場展開を図ってまいります。

 当社は、「BioPQQ™」の拡販を通じ、今後進むべき事業領域の一つに定める“医・食”分野のさらなる事業展開を進めてまいります。


「BioPQQ™」の粉末

以上

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