Pharmapack 2025にて当社のOXYCAPT™がPackaging Innovation Awardを受賞

　三菱ガス化学株式会社（本社：東京都千代田区、社長：藤井 政志、以下、当社）は、Informa Markets社が主催するPharmapack 2025（開催地パリ）において、当社製品OXYCAPT™がPackaging Innovation Awardを受賞したことをお知らせします。

 受賞式の様子

　OXYCAPT™はガラスとプラスチックの特性を兼ね備えた3層構成の医薬品容器です。内層と外層には医療業界で多数の採用実績があるシクロオレフィンポリマー(COP)を、中間層には当社で開発したガスバリア樹脂を用いており、優れた酸素・炭酸ガスバリア性、紫外線バリア性、無機物の低溶出性、低タンパク質吸着性、優れた極低温での破損耐性等を実現しております。酸素と炭酸ガス透過度はCOP単層容器の20分の１程度であり、また、透明でありながら紫外線バリア性を有していることから、酸素や炭酸ガス、紫外線に敏感な薬剤の長期保管に寄与します。

　とりわけ、近年は新しいモダリティである細胞医療や遺伝子治療薬の開発が進み、冷凍保管やドライアイス輸送に耐え得る容器が求められており、従来のガラスやプラスチック容器が使用できないケースがございます。OXYCAPT™はこの様な厳しい環境でも優れた特性を発揮し、細胞・遺伝子治療薬の長期的な安定を実現します。

　三菱ガス化学は、最先端医療の普及に貢献すべく、より一層の研究開発を進め、独創的な製品開発に取り組んでまいります。

 以　上