「BioPQQ™」のネココロナウイルス増殖抑制作用に基づく特許を出願

2021年10月25日

三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤井 政志、以下、当社)は、「BioPQQ™」(ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩)の有するネココロナウイルスの増殖抑制作用に基づく特許を出願したことをお知らせいたします。

ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩は生物界に広く存在し、ビタミンおよびラジカルスキャベンジャーとしての機能をはじめ多くの生理活性が明らかにされています。当社ではこれまでも「BioPQQ™」(ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩)の有する様々な可能性を追求しておりますが、ウイルスの感染予防効果を持つ化合物を探索する中で、動物細胞を用いた実験で「BioPQQ™」によるネココロナウイルスの増殖阻害作用を確認いたしましたので、この作用に基づく考案について特許出願を行いました。今後、学会発表を予定しています。

 当社は、独自の培養技術により、2008年にピロロキノリンキノン二ナトリウム塩を食品向けとして世界に先駆けて開発し、「BioPQQ™」のブランド名で機能性食品素材として販売しています。米国に次いで日本でも2014年に機能性食品素材として認められ、また、2018年には欧州委員会よりNovel Foodとしての指定を受けたことで、欧州でも食品素材としての流通が正式に認められました。

 昨年3月には国際的なアンチドーピング認証である「インフォームドチョイス」の認証を受けました。これはアスリート向け食品の原材料としてお使い頂けることに加え、全ロット製品について第三者による品質評価がなされた安心・信頼のブランドとしての国際認証の取得であり、今後多くの方々の健康の維持・増進に役立つ素材としての活用が期待されます。

 当社は、食品素材として様々な可能性を持つ「BioPQQ™」の拡販をすすめるとともに、当社が今後進むべき新たな事業領域の一つに定める“医・食”領域の拡大を図ってまいります。

 

以 上

お問い合わせ先

三菱ガス化学株式会社
総務人事部広報グループ
TEL:03-3283-5040

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