「安比地熱株式会社」事業体制、工事工程の変更のお知らせ ~3社で事業化を推進します~

2018年6月20日

三菱マテリアル株式会社
三菱ガス化学株式会社
電源開発株式会社

 三菱マテリアル株式会社(取締役社長:竹内 章、資本金:1,194億円、以下MMC)、三菱ガス化学株式会社(代表取締役社長:倉井 敏磨、資本金:419.7億円、以下MGC)および電源開発株式会社(取締役社長:渡部 肇史、資本金:1,805億円、以下J-POWER)は、岩手県八幡平市安比地域における地熱発電プロジェクトについて、安比地熱株式会社(以下 安比地熱)の株主に新たにJ-POWERを加え、MMC、MGC、J-POWERの3社で事業化を推進するとともに、工事工程の一部を変更することに合意しましたので、お知らせいたします。
 安比地熱は、環境へ配慮した地熱発電所(出力14,900kW)の建設により、CO2排出量抑制と電力安定供給に貢献するため、2019年以降の建設工事開始に向けた検討を進めていく予定です。
 MMC、MGC、J-POWERの3社による共同事業は、現在建設中の山葵沢地熱発電所計画(秋田県湯沢市)に加え2地点目となります。

1. これまでの経緯
・MMCは、2003年度に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による安比地域の地熱開発促進調査結果を受け、MGCとともに2004年度以降、地熱発電の事業化検討を実施してきました。
・MMCは、2014年10月より環境調査に着手し、2015年2月にNEDOによる環境アセスメント調査早期実施実証事業に参画しました。
・MMCおよびMGCは、長期噴気試験や資源量評価により、出力15MW(メガワット)級の地熱資源量の存在が確認されたことと、温泉資源への影響や環境規制などのリスクが低いことから、地熱発電事業が可能と判断し、2015年10月に安比地熱を共同設立しました。
・安比地熱は、2015年10月に環境影響評価の手続きを開始し、2018年1月に環境影響評価書の確定通知を受領し、同3月に評価書の縦覧を終了しました。
・MMC、MGC、J-POWERは、2018年6月より3社で事業化を推進するべく体制変更を行うとともに、建設工事開始を2018年から2019年以降とした工事工程に変更し、運転開始は2024年春頃を予定しています。3社の保有する知見・経験を活かし、事業化検討を加速させていきたいと考えています。

※ 4年程度と長期にわたる従来の環境アセスメント手続期間を短縮するための実証事業。

事業実施区域の位置図

発電所完成予想図

2. 安比地熱株式会社 概要

(1) 社名 安比地熱株式会社
(2) 設立年月日 2015年10月9日
(3) 所在地 岩手県八幡平市田頭第39地割80番地1
(4) 資本金 100百万円
(5) 出資比率 MMC 51% (変更前 60%)
MGC 34% (変更前 40%)
J-POWER 15%
(6)事業概要 事業化検討、電気供給事業他
(7) 代表者 取締役社長 有木 和春(ありき かずはる)
 (現:MMC環境・エネルギー事業本部エネルギー事業部事業部長補佐)
取締役副社長 満田 信一(みつだ しんいち)
 (現:MGC特別理事)
(8) ホームページ http://www.appige.co.jp/

以上

お問い合わせ先

三菱マテリアル㈱ 総務部 広報室
TEL:03-5252-5206
三菱ガス化学㈱ 広報IR部
TEL:03-3283-5041
電源開発㈱ 秘書広報部 広報室
TEL:03-3546-2211

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