GLOSSARY用語集

エージレス®に関する用語について解説します。

解説している用語一覧

五十音別

あ行

エージレス®のサイズ

決められた条件下での公称酸素吸収量をmℓで表した数字のこと。包装内の酸素量から適切な公称酸素吸収量のエージレス®を選ぶ基準となります。例えば、包装内の空気量が500mℓの場合、そこに含まれる酸素量は約100mℓですから、サイズ100のエージレス®を選ぶことになります。

窒素ガス置換包装の場合にはその置換率を考慮します。なお、Eタイプ、Cタイプのサイズは炭酸ガス吸収量を示します。

エージレス®パック

エージレス®を使って容器の中を脱酸素状態に保った包装のことをいいます。

か行

外装袋

使用前のエージレス®を入れてシールしてある袋のこと。品質を保持するためにガスバリア性の高い材質、ピンホールができにくい材質が選ばれています。使いかけのエージレス®を保管する場合にも使用できます。

ガスバリア性の高い材質

酸素や水蒸気を通しにくいフィルムなどの材質をいいます。ポリエチレンやポリプロピレンのフィルムは、酸素を通し易いため脱酸素包装には使用できません。

公称酸素吸収量

サイズ表示の酸素量をいいます。脱酸素剤エージレス®はこの酸素量を決められた日数で吸収する能力を有します。

さ行

作業時間

エージレス®の外装袋を開封してから空気中に放置可能な時間の目安のこと。作業時間はバラ品と連包品で、また、エージレス®の品種によっても異なります。

実装試験

対象品を実際に流通される形でエージレス®パックし試験すること。

水分活性(Aw)

食品中の水分は食品成分と結合した“結合水”と、微生物が利用可能な結合していない“自由水”とから成っています。水分活性はこの自由水の含有量を示す尺度で、水分活性が高い程、微生物が増殖しやすくなるのでその食品の保存性は低下します。

水分活性は0~1の数字で示され、水分のない食品は0、純水は1となります。 水分活性は水分含量との相関が強いものの、同一水分量の食品でも食塩や糖類の含有により変化します。特に、食塩の添加は水分活性を下げるのに有効です。

ある食品の水分活性をAwとし、その食品を密封した時の空間内の(平衡)相対湿度をRH(%)とした場合、Aw=RH÷100の関係となります。水分活性はエージレス®のタイプ選定においても重要な数値となります。

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た行

耐水性・耐油性

エージレス®の小袋に、水や油で濡れにくい性質の包材を使用している場合の表示です。高水分、高油分商品に直接接触する状態でエージレス®を使用する場合には、耐水あるいは耐油性のあるタイプを選びます。なお、耐水性、耐油性には限界がありますので、必ず実装試験を行って下さい。

耐酸性

酸性の商品にエージレス®を使用する場合、耐酸性のあるタイプを選びます。なお、耐酸性には限界がありますので、必ず実装試験を行って下さい。

脱酸素状態

包装内の酸素を脱酸素剤エージレス®が吸収して、酸素濃度0.1%以下を維持している状態のこと。 包装材料を透過して侵入する僅かな酸素もエージレス®が吸収し続けることで実現できます。

脱酸素日数(日数)

脱酸素状態を実現するのに要する日数の目安。サイズ表示の酸素量を決められた条件下で吸収する日数の目安をいいます。〔サイズ100の場合=100mℓの酸素を吸収するのに要する日数〕
さらに実際の包装ではエージレス®の装填位置、包装対象物などの条件により変わります。

適用範囲(Aw)

エージレス®のタイプを選定する上で目安となる水分活性の範囲のこと。

は行

バラ品

1包ずつにカットされているエージレス®で、そのまま手作業でご使用できます。

ら行

連包品

自動投入機用のエージレス®です。紙管に巻きとられた状態のロールタイプ“R”と、つづら折りに畳まれた状態のベルトタイプ“B”が あります。