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防錆や金属腐食防止における防錆フィルム、防錆油と乾燥機能付脱酸素剤RPシステム®の比較

錆や金属腐食防止には防錆フィルム、防錆油、乾燥剤が一般的に使用されます。

しかし、長期間、完全に錆や金属腐食を抑えるにはRPシステム®が最適です。

防錆フィルム、防錆油、乾燥剤、RPシステム®のそれぞれの特徴を比較し、RPシステム®が何故推奨できるのかをご説明いたします。

是非、この記事でそれぞれの特徴を把握して防錆対策にお役立てください！

【この記事の要約】

そもそも錆（サビ）とは？

錆（サビ）とは、金属の表面の金属原子が酸素や水分と酸化反応起こして生成される化合物です。

腐食の主な原因は酸素と水分であり、空気中には酸素・水分が含まれるため金属製品が錆びるのは自然現象です。

その酸素・水分との反応を防ぐ方法がそれぞれの技術にて異なります。

防錆剤とは金属製品の腐食を防ぐ薬剤であり、防錆フィルムは気化性防錆剤を紙・フィルムに混合・塗布したものです。

【メリット】

【デメリット】

防錆油とは金属部品表面に油を塗布することで錆を防ぐための技術です。

防錆油のメリットとしては、ネジのような凹凸のある形状の部品に対しても全面にムラなく塗布することができ、コストが安い点が挙げられます。

しかし、半導体など精密機械部品には使用できません。また部品を使う前に塗布した油を洗浄する工程が必要になります。

洗浄の手間と洗浄した後の水が環境汚染に繋がることも指摘されており、最近では使用を控えるケースも出てきております。

【メリット】

【デメリット】

そこで、防錆剤を塗布する前の在庫を防湿・脱酸素状態で長期間確実に保管したいというお客様には「RPシステム®」をご使用頂いております。

脱酸素乾燥剤であるRP剤とハイガスバリア袋（アルミ袋、PTS袋）で部品を梱包することで、錆びの根本原因である酸素・水分を無くすことができます。

周りの環境を変化させるため、塗りムラや隙間などはできず、確実に防錆をすることが出来ます。

アルミ袋であれば10年間、PTS袋では1年間の保管が可能なため、防錆効果の持続時間は他の方法に比べて長いです。

また部品自体に何かを塗布するわけでは無いため洗浄工程が要らず、環境にも配慮した防錆技術です。

バリア袋へ封入して、熱シール機で密閉するだけの作業で、確実な効果が得られ、不良品の発生を防ぎ、トータルコストではメリットが大きい技術となります。

【メリット】

【デメリット】