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乾燥剤「エージレスドライ®」
乾燥剤「エージレスドライ®」の紹介ページです。
生石灰乾燥剤の弱点である急激な水和熱の発生(発熱)を抑えた、世界初の乾燥剤です。
エージレスドライ®の使用方法や規格から、シリカゲルとの違いも解説しています。
乾燥剤「エージレスドライ®」とは?

エージレスドライ®は生石灰(酸化カルシウム)が主原料の急激な水和熱の発生(発熱)を抑えた、世界初の乾燥剤です。
乾燥剤「エージレスドライ®」の性能と成分
【エージレスドライ®の特徴】
発熱(水和熱)を抑制

水分を含んでも、通常の生石灰系乾燥剤のような急激な高温発熱ではなく、穏やか (50℃以下)に発熱します。
生石灰100%に水30%を添加時の発熱テスト比較結果(参考値)
化学的に水分を吸着し、従来の酸化カルシウム乾燥剤と同等の吸湿性能
特に40%程度の湿度での乾燥保持に優れており、一般的な乾燥に適しています。
吸湿は化学的変化で行われ、吸湿率は自重の約25%です。
25℃ 80%RHの環境下での吸湿テスト結果(参考値)

吸湿機能が長期間持続
水分を再放出せず、クッキーの食感やキャンディの形状など、食品の美味しさを保持します。
シリカゲルとエージレスドライ®の違い
シリカゲル乾燥剤とエージレスドライ®を比較してみましょう。
【シリカゲル乾燥剤とエージレスドライ®を比較】
- シリカゲルよりも長期間効果を発揮
- 高い吸湿性でコストダウン
- 形状や成分比較
シリカゲルは物理吸着に対し、エージレスドライ®は化学吸着
エージレスドライ®は、水分を再放出せず、包装内の湿度を一定に保つことにより、シリカゲルと比較して長期間効果を発揮します。
同じ量(5g)のシリカゲルとエージレスドライ®を使用した場合を比べてみます。
14日以降のシリカゲル乾燥剤を使用した場合は包装内湿度が上昇したのに対して、エージレスドライ®を使用した場合は湿気の上昇を抑えた結果になりました。
日数の経過による食味・湿度の変化
[せんべいの初期性状 水分活性(a.w.):0.21/26℃]乾燥剤種類(量) | 試験項目 | 7日目 | 14日目 | 30日目 | |
---|---|---|---|---|---|
エージレスドライ® (5g) |
湿気(食味) | ○ | ○ | ○〜△ | せんべい a.w.※2 0.37 |
包装内相対湿度※1 | 19 | 19 | 19 | ||
エージレスドライ® (2g) |
湿気(食味) | ○〜△ | △ | △ | せんべい a.w.※2 0.46 |
包装内相対湿度※1 | 21 | 23 | 26 | ||
シリカゲル乾燥剤 (5g) |
湿気(食味) | ○〜△ | △ | △ | せんべい a.w.※2 0.43 |
包装内相対湿度※1 | 18 | 24 | 25 |
高い吸湿性でコストダウン
同じ量(5g)のシリカゲルとエージレスドライ®を使用した場合を比べた場合、エージレスドライ®の方が湿度上昇が抑えられることが分かりました。
つまり、エージレスドライ®は、シリカゲル乾燥剤よりもグラムあたりの吸湿量が大きいと言えます。
この高吸湿性により、エージレスドライ®を使用する方がシリカゲル乾燥剤を使用するよりもコストダウンに繋がります。
製品規格について
吸湿性能
標準除湿量:自重の約25%
作業時間
- 開封後12時間以内にご使用ください。
- 使い残しにつきましては、外装袋に入れ、輪ゴム止めし、できる限り早くお使いください。
保管方法及び品質保証期間
- 保管方法:直射日光を避け、水濡れに注意し、常温倉庫内(30℃以下)にて保管してください。
- 品質保証期間:出荷後2ヵ月。
- 500㎏以上保管する場合には消防署への届出が必要となります(危険物の規制に関する政令第一条の十に該当)。
お取り扱い上の注意
- 一度に大量の反応が起こった場合、反応熱で引火性の有機物質を発火させることがあります。付近には可燃物を置かないようにしてください。
- 湿気を吸収する段階で、石灰が粒状から粉末へ変化して乾燥剤のフィルムの容積が約2.5倍に膨らみますので、装填位置、包装形態には留意ください。
- ご使用に関しましては、実装試験をして、効果を確認してからご使用ください。
- 容器内を一定期間低湿状態に保つため、水蒸気が透過しにくい包装材料をご使用ください。
- エージレス®パック同様、包装材料は完全にシールしてください。ピンホールなどにもご注意ください。
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製品に関するお問い合わせ
機能化学品事業部門 生活衛生ソリューションズ事業部
TEL:03-3283-4867
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