当財団について
ごあいさつ

三菱ガス化学グループは、「社会と分かち合える価値の創造」というミッションのもと、社会から高い信任を得続ける企業グループとして活動しています。これは「化学にもとづく幅広い価値の創造を通じて、社会の発展と調和に貢献する」という私たちの理念に基づくものです。
社会の持続的な成長の為には、次の世代を担う優秀な人材の育成が不可欠です。また、我々企業にとっても、持続的な活動を続けていく上で最も重要な資産は「人」です。人材育成を取り巻く課題は日本のみならず世界共通のものであり、特に成長著しい国々にとっては最重要課題と言えるでしょう。
三菱ガス化学グループは、長きに亘ってタイ、インドネシアをはじめとする東南アジアの国々において事業活動を行っています。これらの国々の意欲ある学生の就学環境を整え、研究をサポートすることは、企業の社会的貢献の一つであり、責任であります。特に留学生へのサポートはお世話になっている国々の人材育成、それぞれの国の成長の一助となるでしょう。
三菱ガス化学グループは、公益財団法人 三菱ガス化学記念財団を通じて、未来を担う若者を応援します。
公益財団法人 三菱ガス化学記念財団
理事長 倉井 敏磨
設立趣意
基礎化学品からファインケミカル、機能材料に至る幅広い領域に事業を展開している三菱ガス化学株式会社は、昭和46年10月に三菱江戸川化学株式会社と日本瓦斯化学工業株式会社の合併により創立されました。爾来、当社は、触媒・合成・重合・バイオ等の技術に立脚し、BTレジン半導体パッケージ素材、メタキシレン誘導品、エレクトロニクスケミカル、脱酸素剤など、様々な技術、製品を独自開発して世に送り出してまいりました。また、海外進出のパイオニアとして昭和58年のサウジアラビアメタノール計画を始め、多くの海外事業を成功に導き、令和3年に創立50周年を迎えました。
このような中、平成29年には「高屈折率・低複屈折特殊ポリカーボネート樹脂の開発」により、産業分野の進展に対する貢献・功績が認められ、 「市村産業賞 本賞」受賞の栄誉に浴することができました。
同賞の受賞をきっかけに、当社は創立50周年記念事業の一環として三菱ガス化学記念財団を設立し、社会に対して価値を生み出す化学、化学工学等の研究を志す有為な人材への支援と同分野の研究に対する助成を行ってまいりたいと考えました。
当社は、新たに『社会と分かち合える価値の創造』をミッションとして掲げ、化学の力にもとづき、社会から必要とされる価値ある製品・技術を創出し、直面する社会課題を解決し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを誓いましたが、その一助となれば幸いです。
設立者
三菱ガス化学株式会社 取締役
倉井 敏磨
概要
- 名称
- 公益財団法人 三菱ガス化学記念財団
(Mitsubishi Gas Chemical Memorial Foundation) - 事務所
- 東京都千代田区丸の内2-5-2
電話:03-3283-5047 FAX:03-3283-4918 - 設立年月日
- 2018年9月7日
- 目的
- 当法人は、化学、化学工学等の分野の研究を志す有為な人材への支援と同分野の研究に対する助成を通じて、直面する社会問題を解決し、持続可能な社会を実現するための一助となすことを目的とする。
役員・評議員
理事長 | 倉井 敏磨 | 三菱ガス化学(株)取締役 |
---|---|---|
常務理事 | 新谷 宣広 | 三菱ガス化学記念財団事務局長 |
理事 | 大島 まり | 東京大学大学院情報学環教授 |
矢尾 宏 | 三菱マテリアル(株)名誉顧問 | |
関根 泰 | 早稲田大学先進理工学部応用化学科教授 | |
安藤 慎治 | 東京科学大学物質理工学院応用化学系教授 | |
監事 | 徳田 俊一 | 元三菱製紙(株)代表取締役副社長 |
井田 篤志 | 三菱ガス化学(株)経理部経理グループマネージャー | |
評議員 | 織田島 修 | (株)化学工業日報社 代表取締役会長 |
鈴木 千佳子 | 慶應義塾大学法学部教授 | |
二瓶 好正 | 東京大学名誉教授、東京工芸大学理事 | |
松尾 亜紀子 | 慶應義塾大学理工学部教授 | |
伊佐早 禎則 | 三菱ガス化学(株)代表取締役社長 | |
青木 康根 | 三菱ガス化学(株)執行役員 | |
選考委員 | 笹森 貴裕 | 筑波大学数理物質系化学域教授 |
郡司 天博 | 東京理科大学創域理工学部先端化学科教授 |