技術系
研究開発

理想と現実をつなぐことで
事業のタネを花へと育てる

中村 四季

新規事業開発部 新規事業研究センター
2013年入社
理工学研究科 環境共生系専攻

医と食の分野でアイデアを創出

名称の通り、新規事業の創出が部署の役目であり、エネルギー、情報通信、モビリティ、医食、インフラといった分野で研究を重ねています。その中で私は医食分野において、ビジネスになりそうな「タネ」を探しています。具体的には「天然物由来機能性素材の開発」で、天然物からサプリメントの原料となり得る機能性成分を効率よく抽出、分離精製する技術が主な研究テーマです。差別化された製品やサービスの実現には、要素技術の獲得が不可欠なので、新技術を中心に技術的な探索も同時に進めています。情報収集・分析と実験検証の日々ですが、社会に「健康」という価値を提供できればと考えています。

生産性向上のため、培養過程を再検討

興味の対象外にこそ、挑戦する意味がある

現在の部署へ異動してきたのは、入社3年目のことでした。この部署の研究対象の多彩さからMGCのビジネスフィールドの広さを実感。自分は世の中のことを何も知らないのだと思い知らされ、愕然としたことを覚えています。しかし部署の誰もが、どんな疑問にも答えてくれますし、研究を通して大学や国の研究機関、優れた技術を有する企業の方々との交流の機会も増えました。そうした出会いが自分自身の知識を深め、それがさらなる興味をかき立てていったのです。当初は何をしたらいいか分からずに戸惑っていた私ですが、興味が広がっただけでなく、「むしろ興味をもたなかったこと、難しいと思うことにこそトライすべし」と思えるまでになりました。

社を代表して共同研究に臨んだ1年目

この仕事は、理想と現実をつなぐこと

自分の研究が事業のタネとなり、いつか大きな花を咲かせる可能性があることは、この仕事の何よりのやりがいです。ただ、そのためには理想を現実に近づけなければいけません。まず理想は理想として追求し、現実は現実として捉え、その両極が呼応する接点を探ることが大切だと考えています。日々実験に没頭していると思われがちですが、理想を追い求めるためにも市場動向や競合の存在、特許の有無など、徹底的なリサーチが欠かせません。たとえば自動車産業にはあらゆる技術が集積していますが、その中の一つの技術が事業としてどのように成立しているかを知るだけでも、自分が何をすべきかが見えてきます。まだ見ぬクライアントに喜んでもらえるようなタネを、一つでも多く見つけていきたいですね。

自社の化成品とバイオをつなぎ、新製品を
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「この会社!」という自分の直感を信じる

大学などと比べると企業の数は多く、最初はどのように選べばいいのか分かりませんでした。そこで会社の雰囲気を感じ取れるよう工場や研究所見学などに積極的に参加。そうすると会社ごとの「カラー」が、自分なりに見えてきました。論理的な判断も大切ですが、そうやって得た「この会社に行きたい」という直感を信じることも大切だと思います。

学生へのメッセージ

私はある時期、内定をもらうためだけの就活をしていました。その時はどうしたら内定がもらえるかばかりを考え、とても辛かったですね。これではよくないと思い、「行きたい会社」でやりたいことを話すようにしたら、就活が楽しくなりました。皆さんも自分の気持ちに正直に「自分にとって何が大事なのか」を、心に問いかけてみてください。