メタノール 篇

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メタノールは天然ガスなどからつくられ、プラスチック、合成繊維、医薬品などの原料となる物質。
現代社会を支える基礎化学品のひとつだ。
MGCは1952年、新潟で産出される天然ガスからのメタノール合成に成功した。
しかし、挑戦は国内にとどまらない。
国際競争を勝ち抜くには天然ガス産出国での操業が必要、と早くから認識していたMGCは海外生産の可能性を模索。
1970年代に着手したサウジアラビア・アルラジプロジェクトは1983年に操業開始し、世界のメタノール産業の新たな幕を開いた。
アルラジはその後、4度にわたるプラン卜増設を経て、今や世界最大※の生産拠点となった。
MGCはさらにベネズエラ、ブルネイヘと進出、今日も世界各地でメタノール事業の可能性を探っている。

※2014年4月現在

  1. メタノール
    無色透明の可燃性液体。化学式はCH3OH。化学産業を支える主要な基礎化学原料。現在では主に天然ガスを原料とするため、生産の中心は中東や中南米などの産ガス国。日本で使われるメタノールは、ほぼ全量が輸入で、その半分以上がサウジアラビア(AR-RAZI)で生産されたもの。
  2. サウジアラビアプロジェクト
    1970年代に検討を開始したサウジアラビアでのメタノール生産計画。AR-RAZIはMGCが合弁で海外に設立した最初のメタノール生産拠点であり、サウジアラビアで最初の化学会社。

年表

1952 新潟工場にて、天然ガスを原料にメタノールの生産を開始
1983 サウジアラビア(AR-RAZI)にて生産開始
1994 ベネズエラ(METOR)にて生産開始
1995 新潟工場での生産終了。新潟のプラントは解体後、中国・内蒙古自治区に送られ、2002年に再稼働。
2010 ブルネイ(BMC)にて生産開始

関連部署

  • ■天然ガス系化学品カンパニー 化成品事業部
    電話:03-3283-4767 FAX: 03-3287-0837

受賞歴(天然ガス利用、メタノール関連)

1955 燃料協会賞 天然ガスによるメタノール合成
1958 大河内記念会 大河内記念生産賞 炭化水素の接触改質
1961 石油学会賞
1965 燃料協会賞 天然ガス利用に関する研究
1983 発明協会 発明賞 一酸化炭素の製造法
1998 化学工学会 技術賞 メタノール用新型合成塔の開発