ユーピロン®シート 篇

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ユーピロン®は、1961年にMGCの自社技術により開発されたエンジニアリングプラスチック。
優れた透明性、軽さ、強さであらゆる産業に用いられる。
MGCは1967年、それをシート化することに着手。
開発は困難なものだったが、素材に関する深い知識と経験をもとに、1971年に量産技術を確立。
高品質ポリカーボネートシート「ユーピロン®シート」の生産を開始するにいたった。
さらにMGCは国内のメーカーに技術供与することでポリカーボネートシートの普及に努め、今や産業資材として広く浸透するにいたる。
しかし、MGCの技術への挑戦は終わることはない。
最先端技術を結集したユーピロン®シートMR58を世に送り出すなど、時代のニーズに対応したさまざまな製品を発表。
素材メーカーとしての開発力、市場ニーズをつかむ情報収集力と加工技術で、次の可能性への挑戦をこれからも続けてゆく。

  1. ユーピロン®とは
    MGCのポリカーボネート(PC)樹脂の商標。PCは透明性、耐熱性、強度などに優れた万能なプラスチックであるため、ローマ神話の主神ユピテル(Iupiter、英語読みではジュピター)にちなんで名づけられました。
  2. エンジニアリングプラスチック
    耐熱性・強度などに優れ、主に工業用途(機械部品や電子部品など)で使われるプラスチックの総称
  3. 高品質ポリカーボネート(PC)シートの量産技術
    それまでのPCシートは、フィルムを張り合わせてプレスする方法でつくられており、生産性も品質も悪いものでした。MGCは高品質のPCシートを量産する技術(連続押出法)の開発に成功し、PCシートが広く普及するようになりました。

年表

1961 大阪工場でPC樹脂「ユーピロン®」の生産開始
1971 PCシートの量産技術(連続押出法)を確立
1990 鹿島工場でPC樹脂の生産開始
1994 三菱エンジニアリングプラスチックスが発足
1998 タイ(タイポリカーボネート)でPC樹脂の生産開始
2012 中国(菱優工程塑料(上海))でPC樹脂の生産開始予定

関連部署

  • ■ユーピロン®シート、フィルムについて
    機能化学品カンパニー 合成樹脂事業部 シート・フィルム営業グループ
    電話:03-3283-4797 FAX: 03-3283-4785
  • ■ユーピロン®について
    三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
    電話:03-6274-9000 FAX: 03-6274-9080

受賞歴

1977 新技術開発財団 市村産業賞(貢献賞) ポリカーボネートシートの押出製造技術の開発と工業化
1996 プラスチック成形加工学会 青木固技術賞 CFIプロセス(ハードコートPCシートによる一体成形)技術の開発