品質保持技術 篇

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ハムやピザ、切り餅、生菓子などさまざまな食品でおなじみの脱酸素剤「エージレス®」。
鉄がさびる時に酸素と結合する働きを応用し、密封容器内の食品の酸化、劣化を防ぐ。
発売から30年、ラインアップも600種にのぼり、包装フィルムに脱酸素機能をもたせたタイプも開発した。
しかし、鮮度を守りたいという私たちの思いは、食品だけでは終わらない。
MGCは技術の方向性を、単なる脱酸素から気体組成制御へと拡大。
包装容器内の酸素も湿度も吸収するタイプは医薬品や電子部品などの品質保持や文化財の保管に、酸素を出して二酸化炭素を吸収するタイプは錦鯉の長距離輸送を可能にした。
目指すは、品質保持のトータルソリューション。
MGCの挑戦は、さらに続く。

  1. 脱酸素剤
    酸素を吸収することで、包装容器中の酸素濃度をゼロにする製品です。発売当初(1977年)は主に食品の鮮度保持に使われていましたが、現在では非食品の品質保持にも使われています。
  2. エージレス®(AGELESS®)
    鮮度を保持⇒いつまでも新鮮⇒年(Age)をとらない(否定接尾辞のless)⇒AGELESS
  3. 気体組成制御
    包装容器中の気体の組成を任意に制御すること。目的に応じて酸素、湿度、二酸化炭素などを吸収したり、逆に酸素、二酸化炭素、アルコールを発生させたりする。

年表

1975 脱酸素剤の開発に着手
1977 脱酸素剤「エージレス®」の販売開始
1988 エージレスサービスセンター梶i現:MGCエージレス梶j設立
2003 タイ(エージレスタイ)で生産開始

関連部署

  • ■特殊機能材カンパニー 脱酸素剤事業部
    電話:03-3283-4867 FAX:03-3287-1785

受賞歴

1981 日本包装技術協会 木下賞 脱酸素剤「エージレス®」の開発
1984 日本食品工業学会 技術賞
食品産業新聞社 食品産業技術功労賞
1993 農林水産省農業試験研究一世紀記念会 会長賞
1995 日本食糧新聞社 食品産業功労賞(技術部門)
2000 日本食糧新聞社 20世紀食品産業発展賞