研究開発指針
研究推進部担当
常務執行役員
水谷 誠
当社はCSRの実践を徹底し、グローバルな舞台で「独自技術に立脚した特色と存在感のある優良化学会社として、持続的成長を目指す」をグループ・ビジョンに、2009年4月より新中期経営計画「MGC Will 2011」をスタートいたしました
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このグループ・ビジョンに基づき、「技術プラットフォーム」の活用、当社グループが保有する多種多様な技術と市場が求める機能の融合、およびグループ会社も含めた事業間シナジーの創出に取り組みます。
研究開発と事業戦略との整合性
当社の研究開発は、カンパニーの研究開発とコーポレート研究に分かれていますが、カンパニーの研究開発は事業戦略を機軸に進めています。このカンパニーの事業戦略に沿って、変化する市場ニーズを的確に捉え、研究開発・製造・販売が一体となって研究開発に取り組み、製品化までのリードタイムの短縮化にも努めています。一方、コーポレート研究では、既存事業に属さない研究、カンパニーにまたがるテーマ、長期的なスパンのテーマ、あるいは次世代技術・製品の研究開発に取り組んでいます。
独自技術と技術プラットフォーム
当社では、コア技術に基づく数多くの製品を世の中に送り出してきました。一方、技術革新は留まるところを知らず、各分野の技術はますます高度化・専門化し、また細分化しており、技術の本質やその方向性はいよいよ見え難くなっています。また、現状の延長線上に必ずしも将来の技術があるとは言えず、研究の舵取りの重要性は一層増しています。さらに、各々の技術は単独ではなく複合化によるシナジー、そしてMGCグル−プの総合力を生かした研究開発と事業展開が不可欠です。
このように複雑化し、一層厳しくなる技術競争に対応するため、コア技術・提供機能・製品群の関係を技術プラットフォームとして体系化し、市場ニーズを踏まえた戦略的なテーマ設定をしています。
MGCのコア技術(製品)には、固体触媒(メタノール)、超強酸(メタキシレン、メタキシレン誘導体)、酸化(過酸化水素、芳香族カルボン酸)、薬剤配合(半導体・液晶用薬液)、重合(ポリカーボネート、ポリアセタール、ナイロンMXD6)、コンバーティング(フィルム・シート)、複合材料設計(BT銅張積層板)、脱酸素剤設計(エージレス)、バイオ(コエンザイムQ10)等などがあり、これらの製品を幅広い分野に提供しています。
開発速度と技術アライアンス
技術あるいは製品品質がいくら優れていても、顧客の求める期限内に提出できなければ、意味がありません。技術競争の激化は、いかに短時間に完成させるかの競争でもあります。当社の高い自社製品比率に加え、外部(同業他社、異業種、大学などの外部研究機関等)との技術アライアンスも積極的に進め、研究開発の効率化・スピードアップに努めていきます。 以下に当社の研究開発の指針、研究開発の重点領域について紹介します。
研究開発の指針
- コア事業の一層の強化・拡充
- コア製品の生産技術力のブラッシュアップによるグローバルコストミニマムの達成
- 既存製品の周辺領域に徹底追及される次期コア事業・製品群の創出
- プロセス革新による省エネルギー、環境負荷の低減
- 新規製品の創出と育成の加速
- 成長分野へのフォーカスと市場が求める機能とそれを実現する技術の融合
- 新規プロセス創出・導入によるケミカルチェーンの強化
- 持続的成長を支える<質>の構築
- CSRに基づく、環境や安全へ配慮した技術の開発
研究開発の重点領域
- 原料・素材・製造プロセス
- 化学品製造技術
- ポリマー素材製造技術
- 情報電子
- プリント配線基板、パッケージ材
- 半導体関連
- ディスプレイ関連
- ライフサイエンス・ヘルスケア
- 食品包装材料
- サプリメント
- 環境・エネルギー
当社の自社技術による製品化比率は90%以上に達しています。技術立社の風土が育んだこの研究開発のDNAを継承・発展させ、MGCグループは「真の高収益・研究開発型企業集団」として、持続的成長を目指します。

