ビジネスフィールド

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6.脱酸素剤事業

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食の流通革命を起こした「エージレス」

脱酸素剤事業部の代表的な製品である「エージレス」は、みなさんも一度は目にしたことがあるかもしれません。「鉄が錆びる時に酸素を吸収する」「酸素をゼロにして酸化を防ぐ」。こんな単純な組み合わせを身近に実現するために、MGCが世界に先駆けて開発したのが脱酸素剤「エージレス」です。「エージレス」は従来の食品添加物や真空包装、ガス充填包装に代わる優れた保存技術として、食品業界の流通に革命を起こしました。食品などが酸素から受ける影響を取り除き、食品分野で長期間の「おいしさ」と「鮮度」の保持を可能にしました。日々の食材から菓子・嗜好品、非常食に至るまで、あらゆる食の安心・安全を支えています。1977年に発売され、ユーザーのニーズに答え続けた結果、耐水・耐油性、冷凍用、電子レンジ対応、金属探知機対応、コーヒー豆用、カード型、ラベル型、超小型など様々なバリエーションが生まれ、600種以上のラインアップになりました。さらなる進化を続ける「エージレス」は2000年に包装フィルムに脱酸素機能をもたせた「エージレス・オーマック」も開発しました。国内で脱酸素剤を作る会社は多数ありますが、MGCのシェアは7割におよび、トップメーカーとして不動の信頼を築いています。

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品質保持のトータルソリューションを提供する

「エージレス」は日本だけに留まりません。現在、海外20数カ国に輸出しており、最も利用されている米国では畜肉加工製品や非常食分野で採用されています。また、中国、台湾、東南アジアでも食に対する安全意識や食品包装技術の向上により利用が急速に拡大しています。“安全・安心”が絶対条件の食の品質を支えるのが、MGCの徹底したテクニカルサービスです。 製品だけではなく、日ごろから顧客の食品メーカーを訪問し、「エージレス」の最適な種類やサイズの選定、使用方法や賞味期間の試験などのテクニカルサービスを提供、同時に、「エージレス」を自動包装ラインで使用するための機器の設計や据付作業、衛生管理技術の指導など密着したフォローを行い、顧客との信頼関係を築き上げています。
鮮度を守りたいという私たちの思いは、食品だけでは終わりません。MGCは技術の方向性を、単なる脱酸素から気体組成制御へと拡大しています。包装容器内の酸素も湿度も吸収するタイプは、その特性を生かし医薬・医療品などの酸化防止製品「ファーマ・キープ」、また酸素を嫌う嫌気培養システムの「アネロパック」や、電子部品などの品質保持や文化財の保管で無酸素・乾燥状態を維持できる「RPシステム」なども開発しました。現在では脱酸素技術から、包装容器中の気体の組成を制御する技術へと発展を遂げています。目指すは品質保持のトータルソリューションであり、化学の新しい可能性を広げていく事業です。

脱酸素剤事業の事業拠点

  • 東京テクノパーク

脱酸素剤事業で働く社員

  • 荒谷健吾